子供と一緒に見る、あるいは子供に見せることを想定しての検閲的レビューです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
うえきの法則は子供に見せて気まずくないか?
漫画およびアニメ「うえきの法則」は子供が観ても差し支えないおもしろい作品だと思います。
大人が見る場合は若干「子供向け」な印象も否めないですが、作品自体の完成度が高いため大人も十分楽しめる作品ではあると思います。
解説
作品の概要
「うえきの法則」は能力系バトル漫画のジャンルに該当すると言えます。
つまり登場人物それぞれが固有の特殊能力を持っており、これらを使い・工夫して戦っていきます。
このためただの力のぶつかり合いではなく、能力の特徴を活かした頭脳戦が行われます。
「うえきの法則」では100人の神候補が中学生に能力を授け戦わせ、優勝した神候補が神様となります。
そして優勝した中学生はその見返りとして、自分の好きな才能を手に入れることができる「空白の才」を手に入れます。
神候補の争いに巻き込まれた中学生達は、自身が求める「才能」と向き合いながら能力を駆使して戦っていきます。
そして主人公である「植木耕助(うえきこうすけ)」は、自身の正義を貫くためにこの戦いに参加します。
「正義」や「才能」といった考えさせられるテーマを盛り込みながら、能力バトルが繰り広げられる本作は非常に見ごたえのある作品だと思います。
ちなみにアニメは原作である漫画にほぼ沿って作られています。
気まずいシーン
「うえきの法則」は性的なシーンやグロテスクなシーンといったいわゆる「気まずいシーン」「子供に見せられないシーン」はないと思います。
バトル漫画ですが登場人物がグロテスクに死亡するようなシーンもなく、基本的には子供が見るにあたって配慮がある優しい世界観となっています。
淡い恋愛描写などはありますが性的なシーンはほぼなく、子供に見せる上でそういった気まずさもないでしょう。