健診を受けない人もいるのか?
子供の発達や健康のに行われる1歳6ヶ月健診や3歳児健診。
各市町村で無料で行われているため、多くの人が受診しています。
数字としては、
1歳6ヶ月健診や3歳児健診の受診率は全国平均で90%前後であり、多くの人が受けている一方で10%前後は受けていない人がいることがわかります。
健診の受診率
一橋大学の論文によると、
1歳6ヶ月健診や3歳児健診の受診率は地域によってばらつきがあるようです。
全国平均は先述の通り90%前後です。
そして地域差を見ると、
山形県や富山県だと97%前後、沖縄県だと80%前後となっています。
1歳6ヶ月健診や3歳児健診は国の法律に基づいて市町村が行う健診であり、母子は無料で受けることができます。
また、健診は子供の発達や健康の経過を見る大事な機会です。
ぜひとも受診率100%になってほしいですが、
実際としては健診場所まで距離があったり仕事の都合がつかなかったりで健診を受けることができない家庭も存在するようです。
健診の実際
そもそも1歳6ヶ月健診や3歳児健診は「母子保健法」という国の法律に基づく、「乳幼児健康診査」です。
法律に基づき市町村が行います。
1歳6ヶ月健診や3歳児健診は市町村が実施する義務があります。
一方で、母子に受ける義務があるわけではありません。
当然、受けるに越したことはないですが。
健診では子供の視力・聴力・身長・体重といった発育状況や、発達のチェックが行われます。
健診にて発達の遅れが心配される場合は別に発達相談の機会が設けられたりします。
公で行うような健診の機会は3歳児健診が終わると次が就学時健診くらいでです。
1歳半健診から3歳児健診までの期間と比べれば、期間がけっこう空きますね。
おわりに
基本は1歳6ヶ月健診と3歳児健診は文字通り1歳半と3歳の時点で行われますが、市町村によって若干のずれはあるようです。
いつも子供と一緒にいても、
いざ専門家の問診を受けると、
自分が子供のことをうまく把握できていないと痛感する親御さんも少なくありません。
何気ないことでも、普段から子供の変化や状況を見てあげることは大切です。
そういったことに気づけるのも、健診の意義ではあります。
参考資料
『子どもの受診行動の決定要因分析』(一橋大学機関リポジトリ)2020年1月30日検索