人間関係の教科書

【人間関係の教科書】マスクをするのは人にうつさないため 〜マスクのマナー〜

公開日:2020年2月27日


 
 

マスクをするのは人にうつさないため

マスクをするのは、自分が咳をしたときに、その飛沫で人に風邪や病気をうつさないようにするためです。

マスクは自分の顔を覆うので、なんだか自分を守ってくれている印象を受けます。

けれど実際は、マスクの繊維では、目に見えないほど小さいウイルスの侵入を防ぐことは難しいです。

マスクは自分のためでなく、ある意味で人のためにつける物でもあります。

 
 
 

健康としてのマスク

多くの風邪は、飛沫感染です。
飛沫感染とは、人の咳や唾などを介して感染することです。

マスクをしていないと、咳は遠くまで飛びます。
しかしマスクをすると、咳がマスクの中で収まります。

マスクをすることで、飛沫感染を予防することができます。

一方で、マスクの繊維では微小なウイルスの侵入を防ぐことは難しいです。

そのためマスクをしているから外からのウイルスの侵入を防げるというわけではありません。

感染症に関して言えば、
マスクは自分のためではなく人のためにするものです。
自分が被害者にならないためではなく、誰かに病気をうつす加害者にならないためにする物です。

しかしながら、自分を守るためにマスクをすることもあります。

例えば埃や花粉などから身を守る場合です。
他には、医療現場など、非常に感染症のリスクが高い場所で働く場合などです。
こういうときは、自分を守るためにマスクをすることもあります。

 
 
 

マナーとしてのマスク

誰しもが、人から病気をうつされるのは快くありません。
だから自分の近くで他人が咳をすると、いい気持ちはしないものです。

また、インフルエンザなど感染症が流行っている時期は、実際に咳をするところを見ていなくても、「この人は感染症にかかっていないかな」と不安になる人もいます。

相手に不快な思いをさせたり、不安な思いをさせたり、病気をうつさないために、人はマスクをします。

感染症予防にマスクをする場合は、マスクはできるだけはずさないようにします。

一方、まったく感染症が流行っていない時期にマスクをつける場合もあります。

自分だけが花粉症。
化粧ができていない状態で家を出た。
などです。

少ないケースですが、
感染症がまったく流行っていなくて、自分だけがマスクをつけているような状況の場合、初対面の人に挨拶するときはマスクをはずして挨拶することもあります。

これは自分の顔を隠した状態で人とやりとりすることは、失礼だとか怪しいといった観点からです。

 
 
 

おわりに

マスクをつけるときは、
清潔なマスクを使い、他人と共有せずに使います。

マスクの着脱で手が触れた場合は、手も洗うように心がけます。
マスクについたウイルスが手についているかもしれないからです。

持っているマスクの数に余裕があるなら、
一度つけたマスクをはずして一定時間経ったら、次につけるときは新しいマスクをつけた方がいいかもしれません。

マスクはつけている間はその人の呼気で湿度が上がり、ウイルスが生きにくい環境になっています。

しかし一度マスクをはずすとマスクは乾燥し、ウイルスが生存しやすい環境になってしまっているからです。

 
 
 

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