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5歳児がわかる言葉
私達は読める漢字と書ける漢字が異なります。
「読めるから書ける」というわけではありませんよね。
お子さんの言葉も同じで、「わかるから話せる」・「話せるからわかる」というわけではありません。
聞いてわかる側面を言語理解と言ったりします。
5歳児の言語理解面の発達で特徴的なのは、受動態の理解や文章での理解です。
以下、およそ5歳児の言語理解の発達を見てきましょう。
もちろん、お子さんの発達には個人差があるのであくまで参考程度にですが。
およそ5歳児の言語理解の発達
じゃんけんがわかる
一緒にじゃんけんができます。
じゃんけんをしてどっちが勝ったか負けたかがわかります。
「受け身文」がわかる
「~した」と「~された」の違いがわかります。
例えば子供がけんかをしたとき、「叩いたのはどっち?」「叩かれたのはどっち?」など聞いてみましょう。
「~が~を~した」と「~を~が~した」の違いがわかる
「太郎君が花子ちゃんを叩いた」
「太郎君を花子しゃんが叩いた」
2つの文章はパっと聞くと同じように聞こえますが、意味は違いますね。
「が」と「を」の位置が違うだけで、日本語は意味が異なります。
上記の例だと、叩いた人が変わってしまいます。
こういった「~が~を~した」と「~を~が~した」の違いがわかるのも5歳頃です。
位置関係がわかる
複数の物がある中で、真ん中、端っこ、隣など相対的な位置関係がわかります。
疑問詞による質問がわかる
例えば「お休みの日にお父さんと買い物に行った」として、
「いつ行ったの?」
「誰と行ったの?」
「何しに行ったの?」
などいろんな疑問詞を使った質問を理解して臨機応変に答えることができます。
疑問詞の理解は3歳前後から始まり、5歳頃にはかなり習熟します。
話の時系列がわかる
例えば「朝、お母さんと買い物に行って、そのあとお家でご飯を食べて、お昼からお父さんと公園で遊んだ」といった出来ごとがあって、
「買い物に行った」のと「公園で遊んだ」のはどっちが先だったかといった時系列がわかります。
なぞなぞがわかってくる
幼児向けの簡単ななぞなぞがわかってきます。
カルタをとれる
カルタ遊びが理解できるのも5歳前後です。
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