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離乳食の観点から見たときのプロセスチーズ
食育・離乳食の観点から、プロセスチーズについて考えていきます。
以下の構成として、まずはチーズという食品における「プロセスチーズ」の位置づけ、特徴を述べていきます。
その後、プロセスチーズの個別の種類であるベビーチーズやとろけるチーズなどのそれぞれの違いを見ていきます。
プロセスチーズの解説
プロセスチーズとは?
チーズの種類が様々ですが、総じて乳を乳酸菌や酵素で固めた物を「ナチュラルチーズ」と称します。
そしてプロセスチーズとは、ナチュラルチーズを加熱・冷却して再形成したものを指します。
過熱しているため菌が死滅し、ナチュラルチーズにあるような熟成を楽しむことはできません。
一方で保存性に優れ、均一な品質で作ることができます。
また、加熱されているという点は離乳食など小さい子にあげる上では安心できる点と言えます。
離乳食としてのプロセスチーズ
厚生労働省による「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳食にチーズを用いる場合は塩分・脂肪分が少ない物を用いるのが望ましいとされています。
また、文部科学省の食品成分データベースを参考にすると、プロセスチーズは他のチーズと比べると脂肪分こそ平均的なものの塩分が比較的高いチーズであると言えます。
このように、スーパーなどでよく目にして手に入りやすいプロセスチーズですが、離乳食としては塩分の高さに気をつけてあげる食品といえます。
例えばカッテージチーズやリコッタチーズなどは塩分や脂肪分が共に低く、初めて食べさせるチーズならこれらのほうがまずは無難かもしれません。
プロセスチーズの種類と特徴
ベビーチーズ
ベビーチーズの「ベビー」は赤ちゃん向けのチーズというわけではなく、チーズの大きさが小さいことが名前の由来です。
当時は大きなチーズをカットして食べることが主流であり、小さく個包装された製品としてベビーチーズが誕生した文脈があります。
ベビーチーズはそれなりの固さがあります。
ベビーチーズを食べる場合は歯で噛むことがおそらく必要であり、歯茎で簡単に潰せるほどの固さではないでしょう。
離乳後期にあたる生後9~11か月は、歯茎でつぶせる程度の固さの食材を食べる時期です。
このためベビーチーズを食べるには難しい時期と考えられます。
ベビーチーズを食べるなら、離乳の完了である1歳~1歳半以降が目安となってくるでしょう。
もちろん製品そのままでは大きすぎるので、子供の状況に合わせて切ったり潰したりしながら慎重に行います。
6Pチーズ
6Pチーズもベビーチーズと同様、個包装で扱いやすいですが固さのあるチーズの塊です。
それなりの咀嚼能力が必要でしょう。
とろけるチーズ
とろけるチーズはその形状から、少量ずつ食べやすいチーズと言えます。
しかしながら粘り気のある形状を食べるには、やはりそれなりの口の動きが必要でしょう。
他の薄味・食べやすいチーズに慣れたから食べるのが無難と言えます。
また、ピザ用の細かく砕かれたとろけるチーズはいろいろなチーズがミックスされているので、塩分・脂肪分は製品によって異なってくると考えられます。
気になる場合は裏の成分表示などを確認するといいかもしれません。
ナチュラルチーズの種類と特徴
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『食品成分データベース』(文部科学省)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(meiji)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(メグミルク)2022年1月15日検索


