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視覚支援のイラストに求められるシンプルさと愛らしさ
あくまで個人的な考えですが、発達障害児の視覚支援に用いるイラストには、シンプルさと併せてある種の愛らしさも必要であると思います。
この愛らしさとは子供の興味をほどよく引ける可愛さであると同時に、使いやすい親しみやすさでもあります。
解説
視覚支援のイラストのシンプルさ
視覚支援に用いるイラストは、シンプルかつ万人がその意味を汲み取れるわかりやすさ、つまりシンボルとしての性質が求められます。
こういった性質を持つイラストで私達が最もよく目にするのはピクトグラムではないでしょうか。
非常口のマーク、多目的駐車場のマークなど、シンプルな絵は文字を介さなくてもその意味がわかる・予想できます。
しかしながら、ピクトグラムは視覚支援においてはややシンプル過ぎるというか抽象的過ぎる側面もあります。
発達障害児の支援や特別支援教育、療育などの現場ではもう少し色や絵のバリエーションを増やし、個別のシチュエーションに対応できるイラストが望ましいかもしれません。
シンプルだけれど多様なイラスト
イラストのシンプルさを保ちながらも絵の多様性を持たせたものとしては、PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)のイラストなどが挙がると思います。
PECSのイラストは意図した内容を端的にわかりやすく表現しており、大人から子供までその意味を理解しやすいです。
一方で、絵のテイストが(PECSは海外発祥なので)どうしても海外タッチで個人的には若干の違和感もあります。
もっとシンプルで、子供も親しみやすく、かといって幼稚過ぎないイラストはないものか。そういったニーズにドロップスは当てはまるのではないかと思います。
ドロップスのシンプルさと愛らしさ
(個人的な感覚ではありますが)ドロップスのイラストはシンプルで可愛らしいですが、かといって幼稚というわけでもありません。
ある程度の普遍的なデザインでシンボルとしての機能を持ちながら、子供や親が親しみやすいイラストになっています。
例えば動物の絵などはデフォルメし過ぎずリアルすぎず、特徴を端的にとらえています。
視覚支援に用いるイラストは、「シンボルとしての普遍性」と「実際に用いる上での親しみやすさ」の両立が必要なのではないかと思います。


