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ドロップスのメリット・デメリット
「ドロップス」とは、NPO法人「ドロップレット・プロジェクト」が作っている視覚支援のためのシンボル集です。
ドロップスは発達障害児の支援や特別支援教育、療育において使いやすい教材だと思います。
それを前提の上で、ドロップスの良いところ・良くないところを考えていきたいと思います。
解説
メリット
シンプルで可愛らしいデザイン
ドロップスのイラストは視覚支援において必要な「シンプルでわかりやすい」絵となっています。
同時に、低年齢の子供でも親しみやすい可愛さも兼ね備えています。
イラスト自体は特別に幼稚というわけでもなく、どの絵も特徴を押さえかつリアル過ぎない親しみのあるデザインだと思います。
支援の現場を考えた豊富なシチュエーション
ドロップスは明らかに「特別支援の現場」を意識した絵が豊富に準備されており、その界隈の人は使いやすいと思います。
一例としてドロップスには「ブランコを押す」というイラストとは別に、「ブランコを押す(強く)」というイラストがあります。
後者は押される側が嫌がっており、要するに「ブランコを押すときは強くし過ぎてはいけない」というソーシャルスキルの指導に役立つイラストとなっています。
一部が無料である
ドロップスはホームページにて一部無料でシンボルを公開しており、「使ってみて、もっといろいろなシンボルを使いたい場合は書籍を購入」というスタンスを取っています。
このため誰もがドロップスの雰囲気を知ることができます。
デメリット
高頻度語でも有料である
ドロップスは一部無料、全部使うなら有料というスタンスを取っています。
マニアックな絵が有料というわけではありませんし、よく使う絵(高頻度語)が無料とも限りません。
例えば「犬」は無料で公開されていますが「サイ」は有料です。
一方で、「鵜」は無料で公開されていますが「ライオン」は有料となっています。
動物の動作語が少ない
ドロップスは視覚支援の現場を考え非常に細やかなシチュエーションがイラスト化されています。
しかしながら、総じて人間以外の生物による動作語は少ない傾向があります。
つまり「走る」絵は人が走っている絵で表しており、例えば「犬が走る」といった絵はありません。
このため言葉の学習として用いる場合はややレパートリー不足になる可能性もあります。
子供の髪の毛
ドロップスは子供(男の子・女の子)の毛量が少なく描かれています。
このため見る人によっては、女の子の絵については違和感を抱く人もいるかもしれません。


