検査コラム

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発達障害児の検査・数値化の批判|療育とアセスメント

公開日:2025年5月21日

 発達障害の支援において適切なアセスメント(評価)は重要です。
 このページでは、アセスメントにおける基本的な考えや疑問を整理していきます。
 
 


 
 

発達障害児の検査・数値化の批判

 発達障害の支援において客観的な評価・数値化は重要と考えられます。

 しかしながら、人の特性や能力を数値化することに対して批判的な意見も少なくありません。

 「人間を数値化するなんて倫理的でない」という考えを一向に値しますが、かといってすべてを主観的に評価するだけでは包括的な支援は難しいでしょう。

 以下に数値化に伴う批判としてよく挙がる例に触れ、それらについての対応策・考え方を見ていきます。

 
 
 

解説

個別特性からの批判

 人間は一人一人違うのだから、それらを数値化することはできないとする考え方です。

 これは心理学の性格分析において、「個別特性論」に通ずるものがあります。

 個別特性論に対する考え方として「共通特性論」があり、これらを両立することが批判の解消となるでしょう。

 
 

序列化への批判

 IQなど「特定の能力については数値化できる」と認めつつ、数値化を安易に人と比べ数値が独り歩きする「序列化の危険」を指摘する人もいます。

 これについては数値の意味を正しく解釈できる知識を身に付けると共に、標準化や正規分布といった数値の処理の仕方も解消に役立つでしょう。

 
 

人による数値化への批判

 遺伝子検査のような生物学的指標での数値化は許容しつつ、評定者が採点するような反応評価の数値は否定的な考え方もあります。

 これについては評定尺度のエビデンスが重要となるでしょう。
 つまり評定者のバイアスを取り除くような開発過程を経た検査・評価ツールを用いることが重要と考えられます。

 
 
 

アセスメントの意義と留意点

 
 
 

参考資料

『発達障害者支援とアセスメントに関するガイドライン』(特定非営利活動法人 アスペ・エルデの会)2025年3月15日閲覧

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