系列的説明は何歳から?
子供は何歳頃から物事を時系列に沿って話すことができるのでしょうか。
このためには「系列的説明」の力が必要になってきます。
言葉の発達における「系列的説明」とは、話す内容についてポイントを押さえながら、かつ時系列に話せる力のことです。
系列的説明が可能になることで、子供は物事を時系列に沿って順序立てて話すことができるようになっていきます。
系列的説明の力は、4歳頃に獲得されると考えられています。
解説
子供の質問・応答能力の発達
子供の会話の能力を評価する言語検査に、「質問-応答関係検査」というものがあります。
これは文字通り幼児期の質問に対する応答能力を見る検査であり、子供の会話の質を評価することができます。
質問-応答関係検査によると子供の会話にはいくつかの特徴があり、そのうちの1つが「系列的説明」の力です。
系列的説明とは構成要素を網羅し時系列に話すことであり、定型発達において4歳頃に獲得されると考えられています。
構成要素とはある話題を話すときの主なポイントのことです。
例えば「鬼ごっこのルール」を話す上での構成要素は、「じゃんけんで鬼を決める」「鬼は10数える」「その間に他の人は逃げる」「鬼は追いかけてみんなをタッチする」などがあるでしょう。
こういった構成要素を端的に端的に押さえ、順序立てて話す力が系列的な説明能力です。
系列的説明から見る言葉の発達
系列的説明が可能となることで、子供は他者に物事を順序立てて説明することができます。
例えば「今日保育園であったこと」を話す場合などに役立ちます。
「今日は外で遊んで給食はパンを食べて歌を歌ったよ」といった1日の内容をざっくりと話す場合、複数の出来事を順序立てて話す系列的説明能力は重要です。
参考資料
『質問―応答関係検査1―検査の作成とノーマルデータ―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧
『質問―応答関係検査2―質的分析と会話能力の段階設定―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧

