押しつぶし機能獲得期とは?
押しつぶし機能獲得期とは、舌と口蓋(口の天井)で食べ物を押しつぶす機能を獲得する段階です。
定型発達における7~8か月の時期に相当します。
この時期は離乳中期にあたります。
ごく柔らかい物ですが、少しずつ形のある物を口の中で飲み込みやすい形にすることを覚える段階です。
解説
意義
摂食嚥下機能の発達は、
経口摂取準備期
↓
嚥下機能獲得期
↓
捕食機能獲得期
↓
押しつぶし機能獲得期
↓
すりつぶし機能獲得期
と移行していくため、押しつぶし機能獲得期は摂食嚥下の発達における4段階目にあたります。
押しつぶし機能獲得期は、文字通り食物を口の中で「押しつぶす」ことを覚える段階です。
これは舌と口蓋で食べ物を押しつぶすことを意味しています。
形のある食べ物を舌と口蓋で押しつぶし、小さくしたりまとめたりして最終的に飲み込みやすい形にします。そして飲み込みます。
食べ物を口の中で飲み込みやすい形にすることを「食塊形成」と言います。
押しつぶし機能獲得期は、ある程度の食塊形成能力を獲得する時期です。
機能や特徴
機能的には以下のような点が特徴となります。
- 口角の水平な動きができる(唇を横に引くことができる)
- 舌の前の方を口内の上(口蓋)に押し付けることができる
- 顎を前後ではなく上下に動かす
- 下唇の乗せられた平らなスプーンから、上唇を使って食べ物を取り込む
- 上記の機能によりある程度の食塊形成を行う
特に口角の左右対称な動きは特徴的です。
この時期はまだ左右非対称な動きができず、食塊形成のための口の動きが単調です。
これらが以降の段階に成長するにしたがって獲得されていきます。
補足記事
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『摂食・嚥下機能の発達と減退』(一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会)2021年8月19日検索



