フランクリン効果とは?
ベンジャミン・フランクリン効果とは、
人は相手に親切にすると、相手に好意を持ちやすい
という心理です。
親切にされるのではなく、親切にすることで相手に好意を持つというのはなかなか示唆に富んでいますね。
以下、もう少し詳しく。
コミュ力が高いベンジャミン・フランクリン
18世紀の政治家、ベンジャミン・フランクリンが活用したことからこの名前がきています。
フランクリンは、ある気難しい政治家に協力してもらうために関係を深めようと考えました。
フランクリンはその政治家から本を借りました。
すると次に会ったとき、その政治家はフランクリンに対し友好的だったそうです。
フランクリンの考え方いわく、
誰かに親切を施した人間は、相手にもっと親切な行為をしたいと望むのだそうです。
助けを求めるということ
このフランクリン効果を実証するため、心理学者のジョン・ジェッカーらは実験を行いました。
まず簡単な実験を行い、参加者に謝礼金を渡します。
そのあと、
一方のグループには心理学部の学生と名乗った者が「自分の研究のためにお金がなくなり、先ほどの謝礼を返してほしい」と頼みます。
他方のグループには経理をしている事務員と名乗った者が「心理学部の研究のためにお金がなくなり、先ほどの謝礼を返してほしい」と頼みます。
要するに、
自分ために助けをお願いした場合と、他人事に対して助けをお願いした場合に分けたのですね。
後ほど参加者にそれぞれの好感度を尋ねると、
学部という組織よりも、個人的な理由で助けを求めた人のほうが好感を持たれたようです。
おわりに
人は好意を持つから親切にするのか
親切にするから好意を持つのか。
卵と鶏ではないですが、どちらが先かわからないものですね。
一般には、好意があるから親切にすると思いがちです。
だからこそ、
人に親切にすると「私がこの人に親切にするのは、この人に好意を持っているからなんじゃないか」と錯覚(?)するのかもしれません。


