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重要度と緊急度のマトリクス
重要
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|②重要だが不急|①重要だし緊急
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|④不要だし不急|③不要だが緊急
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー緊急
これは作家であるスティーヴン・コヴィー氏は、課題や作業を重要度と緊急度で分類することが役立つと考えています。
解説
重要であり緊急である事項
重要でなおかつ緊急な事柄は、その人のモチベーションが高いため非常に高い生産性を生む可能性があります。
これはしばしば集中ボーナスと呼ばれます。
重要だが緊急でない事項
忙しい人はこの「重要だが緊急でない事項」を後回しにする傾向があります。
しかしながら、巷の手帳術でも言われるように、
重要だが緊急でない事項にいかに取り組めるかが長期的には大切です。
そのためには視野の広いスケジューリングや、物事を後回しにしない習慣作り・工夫などが必要になるでしょう。
「重要だが緊急でない事項」を後回しにすることは、借金にも似たところがあります。
つまりそのツケが後になってやってくるということです。
重要でないが緊急である事項
重要ではないが緊急な事項にも注意が必要です。
このようなことに忙殺されると、当然「重要なこと」をやる時間がなくなってしまいます。
後述する「重要でも緊急でもない事項」に共通しますが、
人生においては「何をやるか」と同じくらい「何をやらないか」の決断や計画も重要です。
重要でも緊急でもない事項
重要度と緊急度で分類した4つの中で、この「重要でも緊急でもない事項」が最も優先順位が低いでしょう。
状況によってはこれらに時間を割いてしまうと、ダラダラと生産的でない時間を過ごしてしまう可能性があります。
先述の「重要だが緊急でない事項」をこなすためにも不要なものを積極的に「しない」選択をすることが重要です。
参考資料
センディル・ ムッライナタン、エルダー・ シャフィール『いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学』早川書房、2015年 p156-