色の名前を言えるのは何歳から?
子供が色の名前を言えるのは何歳くらいからでしょう?
赤い色を見て「あか」と言える。
青い色を見て「あお」と言える。
色を言葉にできるということですね。
個人差はあるでしょうが、
赤・青・緑・黄色など4種類くらい言えるのが3歳台、
その他の色も加えて10種類くらい言えるのが4歳台です。
以下、今日は子供の色に関した言語発達について。
子供の言語発達と色名の表出
子供の発達を見る検査の1つである「認知・言語促進プログラム」によると、
色の名前を4種類くらい言えるのが3~4歳頃、
10種類くらい言えるのが4~5歳頃とされています。
以上を踏まえると、
子供はいきなりいろんな色を言えるようになるのではなく、まずは本人にとって言いやす色を言えるようになって、そこから徐々にレパートリーが増えていくという過程がわかりますね。
子供との色の名前の学習や教え方
では、子供に色の名前を教えるときはどうしたらよいのでしょうか。
色の名前はだけでなくどんな言葉の理解もそうですが、やはり全体の必要十分な発達の上に成り立ちます。
つまり、色の名前は3歳頃からわかりだすので、そもそも3歳相当の言語発達が身についているかということがまず重要になってきます。
例えば3歳頃というのは一般に2語文以上の文章が増えている時期です。
さらに、例えばご飯を見て「食べる」、帽子を見て「かぶる」など状況に合った動詞での表現ができてきます。
こういった全体の発達が伴った上で、色の名前について考えます。
色の名前を覚えるのに、どれかがいいかという厳密な順番はありません。
お子さんの好きな色から始めればいいです。
「赤」「青」「緑」「黄」と原色である4色がオーソドックスではありますが、「ピンク」や「黒」などから始めても問題ありません。
まずは好きな色や興味のある色で1色を覚えます。
そして2色目。
2色覚えたら、2つの色を使い分けられるかをやっていきます。
このように、
いきなり複数の色を覚えさせるのではなくて1色ずつ少しずつ、興味を大切にしながら学習していきます。
まとめ
子供が色の名前を言えるのは何歳くらいからでしょう?
色の名前を4種類くらい言えるのが3~4歳頃、
10種類くらい言えるのが4~5歳頃とされています。
色の名前を覚えるのに、どれかがいいかという厳密な順番はありません。
お子さんの好きな色から始めればいいです。
色の名前を教える場合はいきなり複数の色を覚えさせるのではなくて、お子さんの興味を大切にしながら1色ずつゆっくりやっていきましょう。