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今日の曜日がわかるのは何歳から?
今日の曜日がわかるのは何歳頃でしょう?
事前に確認した上ではなく、ふいに曜日を聞いて答えることができる状況を想定します。
「今日は何曜日?」と聞かれて正しい曜日を答えることができるのはおおむね6歳頃です。
曜日概念と子供の発達の解説
曜日がわかる時期
子供の発達を見る検査に、
津守式乳幼児精神発達質問紙
というものがあります。
子供の発達を全体的に見ることができる問診形式の検査です。
上記によると、
今日が何曜日かわかるのは6歳相当の言語能力であることがわかります。
6歳頃の言語理解
6~7歳という時期は抽象的な概念がいろいろわかりはじめる時期です。
例えば季節。
日本には「春・夏・秋・冬」という4つの季節が順番に来ること。
季節の順番が理解できるのも6~7歳頃です。
また、「今日」「明日」「明後日」といった概念。
「昨日」「今日」「明日」といった前後関係がわかるのも6~7歳頃です。
このように、幼稚園・保育園の年長さんから小学校1年生にかけて時系列に関連する概念を子供達は理解していきます。
曜日概念の発達の段階
曜日という概念を理解するには
・毎日には曜日という概念があること自体に気づく
・曜日には「月・火・水・木・金・土・日」の7つがある。
・曜日は順番が決まっている。
といったことを理解する必要があります。
曜日の概念に気づくのはおおむね4歳半ばから後半です。
この頃から毎日を表わす概念に曜日があることを知ります。
そして7つの曜日を何かしら言えるのが5歳半ば頃です。
「今日は何曜日?」と聞くと、的外れではあるものの何かしら答えてくれる時期です。
そして6歳頃には今日が何曜日か適切に把握できるようになっていきます。
曜日の教え方
曜日は机に座って学ぶよりも習慣の中で覚えていく側面が強いでしょう。
母「今日は何曜日?」
子「日曜日」
というように、1日に何度も聞いてもあまり意味がありません。
今日が何曜日かを暗記してもそれは曜日概念を習得したとは言えません。
月火水木金土日という7つのサイクルを生活の中で覚えていく必要があります。
「○○(その子が好きなテレビ番組)ある日が金曜日」
「お父さんがお休みの日は日曜日」
など、生活習慣の中からわかりやすいものを1つずつ覚えていくのがいいでしょう。
そして「お休み(日曜日)の次が月曜日」と得意なもの・覚えた曜日から派生して別の曜日も覚えていくかたちが自然です。
詳細は補足記事をご参照ください。
補足記事