親の名前が言えるのは何歳から?
子供が親の名前を言えるのは何歳頃からなのでしょう?
「お父さん」「お母さん」、「パパ」「ママ」ではなく、親の本当の(?)名前を言える。
つまり両親の姓と名がわかるということですね。
個人差はあるでしょうが、
親の名前を言えるのはおよそ4歳前後です。
以下、もう少し詳しく。
親の名前と子供の言語発達
子供の発達を客観的に診るための検査として、KIDS乳幼児発達スケールというものがあります。
こちらによると、
両親の名前が言えるのは3歳7カ月相当の発達であることがわかります。
また、類似した検査で医療・福祉の現場でも広く使われている遠城寺式乳幼児分析的発達検査においても、
両親の姓と名や、自分の家の住所を言えるのは3歳8カ月~4歳0カ月相当の言語発達であることが示されています。
親の名前が言えないときは?
では、ある程度の年齢、つまり4歳前後になっても親の名前が言えないときはどうしましょう?
まず、言語発達全般が遅れている場合は、親の名前を覚える練習だけするより、もっと全般的なトレーニングをしたほうがいいでしょう。
もし言語発達全体としては遅れがなく、両親の名前を言う習慣だけがない場合は、物事をいろいろな側面で話してみるといいかもしれません。
例えば「おじいちゃんはママのお父さんよ」といった類いの会話です。
まとめ
子供が親の名前を言えるのは何歳頃からなのでしょう?
当然、親の本名を一度も耳にしたことがない場合は除きます。
そうではなくて、ある程度は親の本名を耳にする機会があって、ふとしたときに「お母さんのお名前は?」と聞かれても答えることができるのは何歳頃からなのでしょう?
個人差と家庭環境にもよりますが、
親の名前を言えるのはおよそ4歳前後です。
この背景には、「ママ」は「お母さん」でもあり「○○(本名)」でもあり、これらは呼び方は違うけれど同一人物を指すのだという物事を複数の側面から見ることができる概念の発達があります。
その他の記事