子供同士で会話ができるのは何歳から?
子供同士で会話ができるのは何歳頃からでしょう?
家ではよく話すのに、子供同士だと会話が弾まず一人一人で遊びがち。
子育てあるあるですよね。
やはり親(大人)との会話と子供同士の会話ってちょっと違いますよね。
あくまで目安ですが、
子供同士で会話ができるはおおむね3歳半ば頃からです。
「会話」って何?
「会話をする」ってどういうことでしょう?
一体何をもって「会話が成立してる」と考えるのか。
その定義を聞かれれば、大人でも難しいですよね。
しかしながら、
「会話」とは「言葉のキャッチボール」だなんて言ったりしますよね。
相手が野球の話をしているのに自分がサッカーの話をしたら会話が成立しません。
会話とはまず互いが共通の話題のもとで話すことから始まります。
そこからさらに相手に合わせてわかりやすく話したり相槌を打てたりすることで会話の質は上がっていきます。
いずれにせよ、
共通の話題に沿って話すということが会話の最初の一歩であるわけです。
子供同士の会話
子供はおおむね1歳頃から単語を話し始め、2歳頃から「ブッブーのる~」といった二語文を話し始めます。
そして3歳頃になるとずいぶんと言葉が増え始めます。
しかし3歳頃というのはただ言葉を話すだけで、こっちを意識して会話ができるかというと微妙な時期です。
ただ覚えたこと、話したいことを話しているといった感じです。
これが4歳に近づいてくると、相手の話題にそって話そうとする姿勢が徐々に芽生え始めます。
子供の発達を見る検査に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査やKIDS乳幼児発達スケールというものがあります。
こういった発達検査を参考にすると、
子供同士で会話ができ始めるのはおよそ3歳4カ月頃とされています。
まとめ
子供同士で会話ができるのは何歳頃からでしょう?
親(大人)との会話と子供同士の会話ってちょっと違いますよね。
大人はその子に合わせて話を聞いてあげますが、子供同士はもっとシビアです。
ただ自分の言いたいことだけ言っても会話はなかなか成立しないものです。
会話とはまず互いが共通の話題のもとで話すことから始まります。
傾向として、子供は3歳頃になるとずいぶんと言葉が増え始めます。
しかし3歳頃というのはただ言葉を話すだけで、こっちを意識して会話ができるかというと微妙な時期です。
これが4歳に近づいてくると、相手の話題にそって話そうとする姿勢が徐々に芽生え始めます。
このように、1つの話題に沿ってある程度話ができる会話の傾向を「話題の継続性」なんて言ったりします。
子供はおおむね3歳半ば頃から子供同士でも会話ができ始め、
4歳頃にはずいぶんと「話題の継続性」が身についています。
と、まあいろいろ書きましたが、子供の発達には個人差があります。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧