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口腔アレルギー症候群(OAS)とは?|果物のアレルギーの対応方法

公開日:2020年8月4日


 
 

口腔アレルギー症候群(OAS)とは?

口腔アレルギー症候群は「Oral Allergy Syndrome」の頭文字を取って「OAS」ともされます。

口腔アレルギー症候群(OAS)とは、果物や野菜で発症するアレルギー症状の1つです。

アレルギーの分類における1つの種類であり、比較的新しいアレルギーです。

 
 
 

口腔アレルギー症候群の解説

口腔粘膜に限局する即時型アレルギー症状を呈するのが口腔アレルギー症候群です。

つまり全身ではなく口に症状が出るアレルギーということです。

大人・子供に限らず、キウイなどを食べると口がかゆくなる人がいますが、こういった症状が口腔アレルギー症候群です。

口腔アレルギー症候群は花粉症との関連性も指摘されています。

例えば(キク科の)ブタクサに対して花粉症がある場合、メロンに対して口腔アレルギー症候群が出る可能性があります。

このように、

特定の花粉症がある場合、特定の果物や野菜で口腔アレルギー症状が出る場合があります。

 
 
 

口腔アレルギー症候群の実際

例えば乳児期に発症する卵アレルギーは、年齢を重ねる中で自然と改善するケースも少なくありません。

一方で、

口腔アレルギー症候群の発症時期は幼児期~成人期であり、比較的誰にでも起こりうる幅広い年齢帯のアレルギーです。

また先ほど書いたような、

乳児期に見られる牛乳・卵などのアレルギーと比べると、

口腔アレルギー症候群は比較的寛解しにくいアレルギーと考えられています。

口腔アレルギー症候群を発症した場合、基本的には除去食、つまり「それを食べない」ことで対応します。

しかしながら、

人によっては食材を加熱処理することで摂取可能になるケースもあります。

 
 
 

おわりに

口腔アレルギー症候群は基本的には口腔内の症状にとどまりますが、

稀にショック症状を呈する場合もあります。

そのため軽んじず、口腔アレルギー症候群らしい症状が見られたらアレルギーの検査や医師の指示をもらったほうが無難でしょう。

 
 
 

その他の記事

 
 
 

参考資料

『食物アレルギー』(厚生労働省)2020年7月21日検索

『食物アレルギー診療ガイドライン2016』(日本小児アレルギー学会)2020年7月21日検索

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