4歳児のお手伝い
4歳児のお手伝いは、少しだけ自分で考える余地を持たせたお手伝いが有意義と考えられます。
例えばお茶碗とお椀の位置を頭に入れた上で、家族分の食器を運んでもらうなどです。
4歳頃はまだまだお手伝いというよりは、自分の身の回りのことをできるようになっていく時期です。(トイレや食事動作など)
このためお手伝いのレパートリーは限られますが、お手伝いを通して家族の一員として生活に関わることは、大切なことと言えるでしょう。
以下、子供の発達の背景を踏まえた、お手伝いの例を挙げていきます。
お手伝いの例
寝室の電気を消す
個人差はありますが、4歳頃になると電気を消した暗い寝室でも怖がらずに眠ることができはじめます。
就寝時に電気を消してもらう係はお手伝いの1つかもしれません。
作業内容としては簡単ですが、お手伝いは内容だけでなく家庭の中で役割を持てるという位置づけが大切です。
食器を下げる
自分が食べた後の食器をキッチンに持っていく習慣も、4歳頃は良い刺激となるでしょう。
食事動作としても、(多少こぼしはあるかもしれませんが)おおむね自分で最後まで食事ができはじめる時期です。
自分で食べて、自分で食器を下げる。こういった生活習慣を促すことは有意義でしょう。
子供が食器を持ってきてくれたら「ありがとう」など親のほうも言葉かけを丁寧に行い、子供のポジティブなイメージを持ってもらうことも大切です。
お手伝いは単なる作業ではなく、ある意味で家族のコミュニケーションとも言えます。
配膳の手伝い
4歳以降は、配膳の位置も意識した食器運びもやりがいのあるお手伝いと言えます。
お茶碗は左、お椀は右など配置を決めた上で家族分の食器を並べてもらいます。
まだ「お茶碗は左」など口頭だけでは子供はわかりにくいかもしれません。
一度見本を見て目で覚える方がいいでしょう。
配膳の位置を覚えることは、就学後や大人になってからのマナーとしても役立ちます。
4歳頃はただ言われた物を1つずつ運ぶのではなく、簡単な規則性を頭に入れて運ぶことがお手伝いとしてやりがいがあるでしょう。
年齢別のお手伝いの一覧