ランドセルへの費用拡大傾向
少子化で子供の数は減るものの、ランドセルの購入費用は上昇し市場規模は拡大しているようです。
これは材料費の高騰などによる価格上昇と、少子化に伴い子供1人あたりのランドセル費用が増えたことが背景にあると考えられます。
解説
ニュース記事より
ランドセルの平均価格は、長く続いたデフレ下でも、年々上昇を続けてきた。日本鞄かばん協会ランドセル工業会の調査によると、2006年(入学年)には平均の小売価格は3万円を割っていたが、今年は原材料費の高騰もあり、5万8524円と、ほぼ2倍になった。少子化に伴って子ども1人にかける金額が増えて高級化が進んだことが要因とされる。
ニッセイ基礎研究所のリポートによると、子どもの数が減っているにもかかわらず、平均価格の上昇でランドセルの市場規模は堅調に拡大し、2022年は563億円に上る。一方、今後も小学1年生の人口は減り続けるため、価格上昇が鈍化すれば、市場規模は縮小に転じる可能性があるという。
「ランドセル高額化、軽くて安い小樽のナップランドは半世紀の歴史」(読売新聞オンライン・朝日新聞デジタル)より引用(2023年4月23日閲覧)
所見
A4サイズの教科書やタブレットの持ち運びなどに伴い、近年大型化しているランドセル。
ショッピングモールで安価なランドセルが販売されている一方で、全体としてはランドセルにかける費用も高くなっていることがわかるニュースです。
ランドセルを購入する際は大きさや軽さ、素材やブランドもさることながら、6年間使うので保証の有無も購入のポイントとなっているでしょう。
ランドセルが壊れた際に無償で修理が可能か否か。
(人にもよりますが)子供は乱暴にランドセルを使いがちですので、万が一のときの修理費用は気になるところです。
メーカーによっては自分のせいでの破損、他の子のせいでの破損いずれも対応できる「理由を問わない修理保証」をしているところもあり、ランドセル購入の際のセールスポイントになっています。