特徴と年齢(質問-応答関係検査) 言葉の対象年齢考察

話を要約できるのは何歳から?|子供の言葉の発達

公開日:2024年3月16日


 
 

要約できるのはいつから?

 子供が話を要約できるのは何歳くらいからなのでしょうか。

 ここで言う「要約」とは難しい文章をまとめるような学習的なものではなく、「相手が知らないことは丁寧に話し、相手がすでに知っていることは端折って話す」という会話およびコミュニケーションの基礎のことです。

 個人差はありますが、会話における要約は6歳頃から見られます。

 
 
 

解説

要約とは

 会話やコミュニケーションにおいて、話を要約する力は重要です。

 「要約」とはつまり相手の知っていることと知らないこと(あるいは知りたいことやそうでないこと)を把握し、それに合わせて伝える内容を調整できることです。

 子供は言葉の発達において最初は要約する力が不足しています。
 しかし言葉が増え、十分な表現が可能になり、情報の取捨選択ができるようになり、発言内容を要約できるようになっていきます。

 話を要約できる力の背景には、情報をまとめる力だけでなく、聞き手がどんな情報を必要としているか読み取れる力も関わります。

質問に対して答える力の発達

 幼児期の言葉の発達を見る検査、とりわけ口頭での質問に対して口頭で答える力を見る言語検査に「質問―応答関係検査」があります。

 質問応答関係検査は、幼児期の会話能力を評価する検査の1つと言えます。

 これによると、要約の力は5~6歳頃に身についてくると考えられています。

 この時期には相手が知っていることと知らないことを推し量り、それに合わせて自分の話す内容を変える「メタ的」な力が獲得されていると考えることができるでしょう。

 このため5~6歳頃の会話は「メタコミュニケーションの段階」とされています。

 
 
 

幼児期の会話の特徴一覧

 
 
 

参考資料

『質問―応答関係検査1―検査の作成とノーマルデータ―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧

『質問―応答関係検査2―質的分析と会話能力の段階設定―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧

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