【目次】 [close]
およそ3歳児のコミュニケーション
3歳児の対人関係の発達としては、
「貸して」や「ちょうだい」など行動する前に相手と言葉によるコミュニケーションをとることができるのが特徴の1つでしょう。
また、
ジェスチャーやままごとなど想像力を駆使した遊びが増えていきます。
さらに、「また今度」や「貸してあげてね」といった大人の言葉に徐々に応じることができるようになり、理性的な行動が芽生えてくる時期でもあります。
3歳児の対人関係の発達
ままごとができる
「お父さん」や「お母さん」など、
ままごとで役割を演じることができ始めます。
ジェスチャーがわかる
例えば大人が手でチョキを作り、開いたり閉じたりします。
その様子を見て子供が「はさみ」と答える。
あるいは、何か手に持って食べるジェスチャーをしたら「おにぎり」や「ぱん」など何か食べ物を答えたり「何食べてるの?」と聞いてくる。
ジェスチャーがわかる想像力もこの頃です。
「貸して」を言える
友達がおもちゃを持っていて、自分もそれで遊びたい。
勝手に取るのではなく、事前に一言「貸して」と言える。
ということです。
お母さんに、「~していい?」と何かしたいときに前もって聞ける
「食べていい?」「取っていい?」「開けていい?」
上記のように、
行動する前に事前に言葉で伝えることができるか、です。
見せたがある
自分が作った物や描いた物を見せたがります。
他者から褒められたいという動機で行動するのもこの頃から。
名前を呼ばれて返事をする(集団場面で)
保育園や幼稚園。
複数の人が集まっている場所で、名前を呼ばれて返事をできるかです。
表情と感情がわかる
例えば絵本を見て、登場人物の顔を見て、「悲しい」「嬉しい」「怒っている」などがわかるということ。
「困っている」や「びっくり」しているなど、やや応用のきいた感情も読みとれるようになってきます。
おわりに
子供の発達は個人差があります。
一喜一憂せず、あくまで参考として考えてもらえれば幸いです。
その他の記事