摂食嚥下 検査

FILS(藤島の摂食嚥下状況のレベル)とは?~摂食嚥下障害の評価と分類~

投稿日:2019-06-20 更新日: 2019-06-20


 
 

FILS(藤島の摂食嚥下状況のレベル)とは?

「FILS」は「フィルス」と読みます。

「FILS」とは摂食嚥下障害の評価方法の1つです。

「藤島の摂食嚥下状況のレベル」とも言われます。

簡便な評価方法ではありますが、特別な器具を使用せずベッドサイドでも行える点が特徴です。

 
 
 

「FILS」の解説

「FILS」は「Food Intake LEVEL Scale」の頭文字を取ったものです。

患者さんの「食べている」状態をそのまま評価する方法であり、要するに観察評価の指針として役立ちます。

簡便な評価ではありますが、各種論文などでも使用されていて信頼性は高いと考えられます。

摂食嚥下障害の評価においてスクリーニングの1つとして有用でしょう。

 
 
 

「FILS」の実施方法

「FILS」は対象者の食事状況が以下10段階の内どれに該当するかを観察します。
 
 

経口摂取なし

  • 【1】嚥下訓練を行っていない
  • 【2】食物を用いない嚥下訓練を行っている
  • 【3】ごく少量の食物を用いた嚥下訓練を行っている

 

経口摂取と代替栄養

  • 【4】1食分未満の(楽しみレベルの)嚥下食を経口摂取しているが代替栄養が主体
  • 【5】1~2食の嚥下食を経口摂取しているが代替栄養も行っている
  • 【6】3食の嚥下食経口摂取が主体で、不足分の代替栄養を行っている

 

経口摂取のみ

  • 【7】3食の嚥下食を経口摂取している
  • 【8】代替栄養は行っていない
  • 【9】特別食べにくいものを除いて、3食経口摂取している

ここで言う「特別食べにくいもの」とはパサつくものや堅いもの、水などを指します。

 

正常

  • 【10】食物の制限はなく3食を経口摂取している


(摂食嚥下障害に関する問題なし)

 
 
 

まとめ

「FILS」とは「藤島の摂食嚥下状況のレベル」とも言われる摂食嚥下障害の評価方法の1つです。

特別な機材を必要とせず、観察評価にて行えるスクリーニング向けの評価方法です。

その人が「食べている」状態を10段階で評価します。

 
 
 

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参考資料

『嚥下障害の重症度の評価方法について、教えてください。』(エルメッド株式会社)2019年5月20日検索

『嚥下障害の評価と治療』(日本神経治療学会)2019年5月20日検索

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