教育現場での経験や発達心理学を基に、アニメの対象年齢などを考えていきます。
サザエさんの視聴者層は?
アニメにおける長寿番組の代表作であるサザエさん。
サザエさんって何歳向けの番組なのでしょう?
幅広い年齢層に親しまれていそうなサザエさんですが、
実際サザエさんは全ての年齢層にまんべんなく視聴されている非常に珍しいアニメの1つです。
サザエさんの解説
原作は新聞の4コマ漫画であるアニメ「サザエさん」。
日本で知らない人はいないと言っていい国民的にアニメの1つです。
エンターテイメント分野において有名なKADOKAWAを親会社とする「KADOKAWA Game Linkage」の調査によると、
サザエンさんの視聴者層の年代は非常に均等に分布していることがわかります。
例えば同じく国民的アニメと言える「ドラえもん」と比較すると、
ドラえもんの視聴者層が
10歳未満:35%
10代:27%
20代:8%
30代:13%
40代:9%
50代:5%
60代:5%
であるのに対し、
サザエさんの視聴者層は
10歳未満:15%
10代:19%
20代:10%
30代:14%
40代:15%
50代:13%
60代:14%
と非常に偏りのない分布です。
サザエさんのレビュー
内容の印象としても視聴者層の実態としても、
サザエさんは幅広い年代に親しまれる作品であることがわかります。
一方で、サザエさんはかっこいいロボットや不思議な魔法が出てくるアニメではありません。
そうった意味ではサザエさんは比較的地味なアニメであり、ストーリーや人物自体に面白みを見出さなければなかなか楽しめないであろう作品かと思います。
特に核家族世帯が多い昨今、
サザエさん達の家族構成の理解には一定の言葉の力が必要でしょう。
子供は一般的に保育園の半ばないし後半頃から家族構成や「兄弟」「祖父母」といった家系の関係性を理解し始めます。
さらに
小学校以降になってくるとストーリーの教訓や因果関係、皮肉などの理解も徐々にスムーズになってきます。
サザエさんの視聴者層は幅広く分布していますが、比較的10代の層が多いです。
このあたりの年齢層がアニメを楽しみつつ、
サザエさんの日常的なストーリーに面白みを見出せる年齢層なのかもしれません。
おわりに
最後にあくまで個人的な印象になりますが、
「今週のポケモン楽しみ」や
「来週のワンピース早く見たい」
といったお子さんはよくいる一方で、
「今週のサザエさん楽しみ」
といったお子さんはあまり多くないイメージです。
要するに、
次回を期待して主体的に見るというよりは、なんとなく気楽に見るのがサザエさんという番組の位置づけなのかなあと思います。
補足記事
参考資料
『アニメマーケティング白書 2018』(f-ism.net)(KADOKAWA Game Linkage)2020年6月27日検索



