発達相談と評価に必要な4つのこと
- 相談内容に答える
- 受検者の情報を示す
- 検査結果をまとめる
- 今後の方針を示す
発達相談を受ける、発達障害児を評価(アセスメント)する場合、上記のような4点は基礎になると考えられます。
解説
相談内容に答える
当たり前ですが、保護者や当事者の相談内容に寄り添って答えることは大切です。
支援者の中には、自分の知っている知識や理想を一方的に話すだけの「自分語りの支援者」が時折います。
そういう支援者は、「相談内容に答える」といった基本的なことができていない・心掛けることができていません。
受検者の情報を示す
ケースバイケースな面もありますが、基本的には知能検査や発達検査など、実施した検査の結果は保護者や当事者に伝えることが望ましいでしょう。
これは客観的な情報を支援者と当事者が共有するということに意義があります。
主観ではない客観的な情報を共有することで、立場が違う者同士でも支援の方向性について合意形成がしやすくなります。
検査結果をまとめる
検査を行ったらそれだけで終わるのではなく、その場の所見も含めた検査結果のまとめを作り報告することが大切です。
検査結果の数値だけでなく、取り組みの様子やこれまでの経緯、実施者の所見などを含めることでより厚みのある評価となります。
今後の方針を示す
評価は今後の支援に役立てるために行うことが前提です。
客観的な評価からどのような支援の方向性が導き出されるのか。今後の方針を示せるかは支援者の力量を問われるでしょう。
評価で「何が苦手」「何が得意」「○○な傾向がある」といったことを言って終わりではなく、「だから○○をするといい」「だから○○なことは気をつけたほうがいい」「○○なときは□□のような対応がいい」といった、具体的な今後の方針を提示できることが大切です。
参考資料
『発達障害者支援とアセスメントに関するガイドライン』(特定非営利活動法人 アスペ・エルデの会)2025年3月15日閲覧


