発達障害の評価・検査に必要な4つの側面
- 全般的な発達水準
- 適応行動
- 情緒・行動の問題
- その他の要因
発達障害児の評価においては、各種検査や質問紙を用いて上記のような4つの側面を押さえると有意義でしょう。
解説
全般的な発達水準
対象者の全体的な発達水準を把握することで、支援の方向性や関わり方、課題や学習の難易度設定がしやすくなります。
ここで言う発達水準とは知的能力だけでなく、運動発達や言語発達など文字通り全般的なものを指します。
もちろん、なんでもかんでも検査を行ってはきりがありません。
スクリーニング検査や掘り下げ検査など評価するためのツールを組み合わせて、その人に合った評価を行いましょう。
(このように検査や評価方法をその人に合わせて組み合わせることをテストバッテリーと言います。)
適応行動
適応行動とは、その人が日々の生活を円滑に送るためにできている行動のことです。
発達検査などによる発達水準の評価と併せて、適応行動を評価することでより実際に即したアセスメントとなるでしょう。
適応行動は観察所見だけでなく、各種検査で客観的に評価することもできます。
検査や評価と聞くと知能検査など発達水準の検査をイメージしがちですが、こういった適応行動の評価も重要です。
情緒・行動の問題
困っている行動、情緒的な問題なども把握します。
ここで言う困っていることとは、本人だけでなく周囲の困り事も該当するでしょう。
現場では「本人は困っていないけれど」「周囲は困っている」ということも少なくありません。
もちろん本人が困っていないことを過剰に問題化して本人を追い詰めるのはよくありません。
しかし一方で、周囲が困っているのに「本人が困っていないからいいじゃないですか」と一律に切り捨てるのも寄り添った支援とは言い難いでしょう。
本人と周囲、双方の話を聞いて寄り添った支援を行えるよう努めます。
その他の要因
日常生活でのつまずきやその他に留意しておきたい点があれば把握しておきます。
参考資料
『発達障害者支援とアセスメントに関するガイドライン』(特定非営利活動法人 アスペ・エルデの会)2025年3月15日閲覧

