子供と一緒に見る、あるいは子供に見せることを想定しての検閲的レビューです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
ブラックキャットは子供に見せて気まずくないか?

漫画およびアニメ「BLACK CAT(ブラック・キャット)」は子供が見ても差し支えない王道少年漫画と考えられます。
ストーリーとしてもおおむね勧善懲悪・ハッピーエンドの物語であり、界隈で評価が高い作者の画力もあって非常に読みやすい漫画と言えます。
解説
作品の概要
「BLACK CAT(ブラック・キャット)」は闇の組織を抜けて賞金稼ぎとして生きる主人公「トレイン=ハートネット」を中心とした物語・バトル漫画です。
不幸な境遇から闇の組織に属する暗殺者として生きていたトレインですが、ある女性との出会いをきっかけに闇の世界と縁を切ります。
その後に仲間達と出会い日々を過ごしていくわけですが、かつての因縁の相手「クリード=ディスケンス」らとの戦いに巻き込まれていきます。
本作は「氣」「道(タオ)」といった能力系バトル漫画の要素もあり、キャラクターそれぞれ固有の能力で戦います。
作者である矢吹健太朗氏の次作「To LOVEる -とらぶる-」がずいぶんと性的な作品であるため誤解されがちですが、「BLACK CAT(ブラック・キャット)」は性的シーンがほぼない王道バトル漫画です。
ちなみにアニメは原作である漫画と大幅に内容が異なりほぼオリジナルストーリーと言えます。
気まずいシーン
「BLACK CAT(ブラック・キャット)」は性的なシーンやグロテスクなシーンがほぼなく、子供が見ても差し支えない王道少年漫画と言えます。
登場人物のシャワーシーンがなくはないですが、配慮もあり全体の話数からすればごく一部のシーンと言え、性的なシーンはほぼないと言えるでしょう。
バトル漫画ゆえに流血シーンはありますが、こちらも描写に配慮がありそこまでグロテスクなものではありません。
結末がおおむねハッピーエンドになる点からも、比較的優しい世界線の漫画と言えるでしょう。