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ブルーチーズはいつから食べさせていい?
ゴルゴンゾーラなど、ブルーチーズの類は子供にいつ頃から食べさせていいものなのでしょう?
子供にブルーチーズを食べさせる場合は、1歳半から2歳以降・4歳以降・8歳以降などが目安になると考えらえます。
ブルーチーズの摂取年齢に厳密な規定はありませんので、以下の情報を参考に自身の家庭に合う方針をとるといいでしょう。
ただし子供に食物アレルギーなどがある場合はその限りではありませんので、医師の指示に従いましょう。
また子供の成長には個人差があるので、あくまで目安の1つとお考えてください。
以下、ブルーチーズを食べさせる時期について情報を整理していきます。
解説
ブルーチーズとは?
ブルーチーズとは、青カビによって作られたチーズです。
種類にもよりますがチーズの中では比較的クセのある種類であり、「好きな人は好き」といった好みが分かれるチーズと言えます。
ブルーチーズには様々な種類がありますが、例えばゴルゴンゾーラチーズなどは比較的よく耳にする名称なのではないでしょうか。
ブルーチーズの栄養素
文部科学省の食品成分データベースを参考にすると、
ブルーチーズの栄養素は100gあたり
- カロリー:326kcal
- タンパク質:18.8g
- 脂質:29.0g
- 炭水化物:1.0g
- 食塩相当量:3.8g
となっています。
比較対象として、例えばベビーチーズなどとしてスーパーでよく見かけるプロセスチーズは以下のようになっています。
- カロリー:313kcal
- タンパク質:22.7g
- 脂質:26.0g
- 炭水化物:1.3g
- 食塩相当量:2.8g
プロセスチーズは他のチーズと比べても塩分が高めのチーズです。
プロセスチーズ以外のチーズを含めて考えても、ブルーチーズは塩分かなり高め、脂肪分も中の上の濃いチーズと言えます。
離乳食におけるチーズ
厚生労働省による「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳が進むにつれて塩分・脂肪分の少ないチーズを食材に用いてもよいとされています。
一般に離乳食は、
- 離乳初期(5~6か月)
- 離乳中期(7~8か月)
- 離乳後期(9~11か月)
- 離乳完了期(1歳~1歳6か月)
と大きく4段階に分けられます。
このうち乳製品の摂取が段階的に始まるのが離乳中期であり、生後7~8か月頃に相当します。
ブルーチーズを与える時期
このように、離乳食期に食べるチーズは塩分・脂肪分が少ない物が推奨されます。
塩分・脂肪分が共に高いブルーチーズは離乳食の食材としては考えにくいでしょう。
離乳食は一般的には1歳半頃に完了するとされています。
このためブルーチーズを食べるなら早くても1歳半~2歳以降になるのではないでしょうか。
また、青カビで作ったクセのあるブルーチーズを、幼い子供に食べさせるには躊躇する家庭も少なくないでしょう。
環境省の資料によると、腸など消化管の長さなどが成人レベルに達するのは4歳以降、免疫系が成人レベルに達するのは7~8歳以降と考えられています。
以上より、子供にブルーチーズと食べさせるなら塩分・脂肪分過多に注意しながら早くて1歳半ないし2歳以降、より無難にいきたいなら4歳以降、さらに無難にいきたいなら8歳以降などが参考になるかと思います。
参考資料
『小児の脆弱性の要因』(環境省)2018年4月30日検索
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『食品成分データベース』(文部科学省)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(meiji)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(チーズクラブ 雪印メグミルク)2022年1月23日検索