失言課題

【失言課題】売り切れのとき|空気を読む練習とソーシャルスキル

公開日:2021年2月8日


 
 

はじめに

「社会的失言検出課題」の例です。
正式な検査ではなく、数をこなして練習できるようあくまで例題です。

失言検出課題とは?
失言課題の設問意図の解説

といった内容をご理解の上で例題に目を通していただけると理解が深まると思います。

 
 

問題文

アキラは来年のスケジュール帳を買うために買い物に出かけました。
文房具店で手帳を見ていると、「何かお探しですか?」と店員が声をかけました。
アキラが手帳を探している旨を伝えると、店員がいくつかオススメの物を紹介してくれました。
その中にアキラが気に入りそうな物がありました。
しかし外観はいいのですが少し分厚い印象を受けます。
「これのもう少し薄い物ってありますか?」アキラは聞きました。
「それの薄型でしたら来週入荷する予定です」店員は答えました。
「そうなんですね。それじゃあまた改めて来ます」とアキラは言いました。

 
 
 

質問

①気まずいことや言うべきでなかったことを言った人はいますか?

「いる」場合、以下の設問にも解答します。

②気まずいことを言った人は誰ですか?

③なぜそれを言うべきではなかったのでしょう?

④なぜその人はそのように言ったと思いますか?

⑤その人は何を知っていて、何を知らなかったですか?

⑥相手はどのように感じましたか?

 
 
 
 
 
 

答え

①いない(いないため、以下の設問は省略)

 
 
 

解説

問題文の場合、アキラは店員さんに礼儀正しく接しつつ、きちんと自分の意見も伝えることができていると考えられます。

欲しい手帳がなかったことは不可抗力なわけですから、「また改めて来ます」という言葉で締めくくっています。

アキラは本当にまた改めてお店に来るかもしれませんし、来ないかもしれません。
アキラは具体的に手帳を注文したりしていないので、そこはわかりません。

もしも来ないのであればこの言葉は「社交辞令」ということになるのですが、実生活で社交辞令はよくあることです。

 
 
 

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