失言課題

【失言課題】子供の性別|空気を読む練習とソーシャルスキル

公開日:2021年1月29日


 
 

はじめに

「社会的失言検出課題」の例です。
正式な検査ではなく、数をこなして練習できるようあくまで例題です。

失言検出課題とは?
失言課題の設問意図の解説

といった内容をご理解の上で例題に目を通していただけると理解が深まると思います。

 
 

問題文

ミホは1つ上の兄がいる3歳の女の子です。
母はミホに、兄のおさがりである黒いズボンを渡します。
ミホははじめは嫌がりました。
ミホはピンクや赤など女の子らしい洋服が好きだからです。
母は黒いズボンも大人っぽいし、決してこのズボンは男の子っぽいわけではないと説明しました。
ひとまず納得してミホはズボンを履きました。

お昼過ぎ、ミホと母は近くの公園へ遊びに行きます。
公園ではおばあさんが散歩をしていました。
すれ違うとき、母とミホは「こんにちは」とあいさつをしました。
おばあさんは「あらまあ、元気な男の子ね」と言いました。

 
 
 

質問

①気まずいことや言うべきでなかったことを言った人はいますか?

②気まずいことを言った人は誰ですか?

③なぜそれを言うべきではなかったのでしょう?

④なぜその人はそのように言ったと思いますか?

⑤その人は何を知っていて、何を知らなかったですか?

⑥相手はどのように感じましたか?

 
 
 
 
 
 

答え

①いる

②おばあさん

③ミホは女の子だから。

④元気に挨拶をした様子と、ミホの見た目から。

⑤ミホが女の子であること。ミホが黒いズボンを履いている経緯

⑥ミホは「やっぱりこのズボンは男の子っぽいんだ」と思ってしまう。
 母はミホが「やっぱりこのズボンは男の子っぽいんだ」と思ってしまうことにヒヤヒヤしている。

 
 
 

解説

ミホは渋々黒いズボンを履いている。
母はおさがりのズボンを履いてほしい。
というのはこの話におけるミホと母の関係における文脈になります。

このため、「ミホの容姿が男の子っぽく見える」というのは、少なくと他人は触れていい話題ではないことがわかります。

それを言ってしまえば「やっぱりこのズボンは男の子っぽいんだ。もう履きたくない」となってしまいかねません。

他人の性別がはっきりしない状態で、それを明言することは避けたほうが無難であると言えます。

 
 
 

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