実習

PT・OT・STの、「こんな実習指導者は嫌だ」

公開日:2017年7月13日

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)。
いずれもリハビリに関する国家資格を持ったお仕事です。

これらPT・OT・STになるために避けては通れないのが臨床実習
実際の現場で数カ月にわたって行われる実習をクリアーできないと国家試験を受験することはできません。

実習は現場のリハビリスタッフからの直接の指導があり、良くも悪くも個別指導。
指導者に当たり外れがあるのも実習の難しいところです。

中には明らかに実習生には非がないパワハラ的な指導者も存在します。

今日は「こんな実習指導者は嫌だ」といった例を挙げます。
学生、指導者ともに参考になれば幸いです。
 
 
 

極端な未熟者扱い

 
「そんなことも知らないのか」
「そんなやり方通用しない」
「まるでわかってない」

学生を極端に未熟者扱いして冷たい言葉を浴びせる指導者もいたりします。

学生は勉強に来ているのだから知らないことがあるのは当たり前。
それなのになんだか言葉が冷たい指導者がいます。

ここまで極端でなくても、
「学生は知識がなくて当たり前」
「学生しょせん何もわかっていない」
というちょっと見下した風潮がある病院は少なくありません。

学生と指導者という関係ではありますが、あくまで人と人。
学生の人格まで否定するのは関心しません。

 
 
 

まるで二重人格

 
患者さんの前では穏やかでにこやかなのに、
学生と2人になった途端に不機嫌そうな顔で冷たく接する。

患者さんとまったく同じ対応とまでは言いませんが、
学生に対しても最低限、人としてのマナーは守ってほしいものです。

指導の際も学生の心情を配慮し、穏やかな指導を心がけてほしいものです。
 
 
 

実習時間がブラック企業

 
実習中はレポートを作成します。
そのレポートの添削が長時間かかる場合があります。

学生のレポートのでき自体が問題の場合もありますが、それとは別に
指導者が重箱の隅をつつくタイプだとたいへんです。

6時が病院の終業時間なのに、
10時や11時まで残される実習先も存在します。
 
 
 

指導者が要領悪い

 
仕事がさばけない指導者がけっこういます。

例えば病院の勤務は6時まで。
でも指導者がカルテ処理を終われていない。

カルテ処理を終わるまで実習生を待たせて、それからレポートの添削をする指導者がいます。

5分10分の話ならいいですが、
1時間も2時間も実習生を待たせる指導者がいます。

どの病院も日々忙しいのはわかりますが、
それとこれとは話が別。
実習生を非効率的な理由で拘束するのはナンセンスです。
 
 
 

過剰な飲み会

 
パワハラなどが社会的に認知されてきたこともあり、減りつつはありますが。

何度も何度も飲み会がある実習先も辛いものです。

実習終り頃に「お疲れ様会」の意味で一度くらい飲み会があるところは珍しくはありません。
しかし度が過ぎるのは考えものです。
 
 
 

困った実習先や指導者にあたったら

 
実習とは自分自身が学び成長する場です。
そのためには謙虚な姿勢が大切です。

しかし場合よっては明らかにあなたに非がないのに行き過ぎた指導を行う指導者もいます。

そういうときは
一人で悩まないで周りに相談しましょう。
特に学校の先生への相談は必須です。

実習生という弱い立場ではパワハラもなかなか解決できません。
学校と病院という関係でやりとりをしてもらったほうが良い場合もあります。

自分を責めるのではなく、第三者から客観的な目で見てもらうことも大切です。

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