上手な子育てとは?
子育てというものは、あまり気負わずやったほうがいいと思います。
「立派な母親(父親)にならないと」と肩に力が入ると、なかなか子供との限りある日々を楽しめないものです。
そういう親の子育ての「楽しめなさ」は子供にも伝わります。
ただその一方で、
子育てをより良くできたら、つまり子育てを上手にできたらと思うのも親心ですよね。
大切な我が子だからこそ、愛情があってなおかつ「上手な子育て」ができたらと親はついつい考えてしまいますよね。
何をもって子育てが「上手」と考えるかは人それぞれだと思います。
あくまで個人的にですが、
子育てが上手い人とは、「褒め方」と「叱り方」が上手な人だと思います。
子育てってなんだろう?
あくまで考え方の1つですが、
子育てというものは、子供の自発性を大切につつ、子供をより良い方向に導いてあげることだと思います。
子供を100%コントロールするのではなく、要所要所で「こうしたほうがいいかもね」と、大人の経験と視点を活かして背中を押してあげる。
そうやって子供は自分で考えつつも、大人のアドバイスの中で成長していく。
効果的なピンポイントの言葉かけをできるかどうかが、子育てでは重要なのではないでしょうか。
親が子供へかける言葉はたくさんありますが、その中でも主要なものが「褒め言葉」と「叱ること」でしょう。
褒めることも叱ることも、その子の心にしっかり届くものでなければ意味がありません。
かたちだけ褒めても、かたちだけ叱っても、その子の「これからの行動」は何も変わりません。
その子の心にしっかり届く褒め方と叱り方が大切です。
上手な褒め方・叱り方
上手な褒め方
心理学的には、
子供を褒める場合は結果ではなく過程を褒めることが効果的と言われています。
例えば子供がテストで100点を取ったら、
「あなたは頭がいいのね」
と才能や結果を褒めるのではなく、
「毎日宿題を頑張っていたもんね。すごいね」
と努力や過程を褒めます。
上手な叱り方
上手な叱り方とは、子供に因果関係をしっかり理解させる叱り方です。
例えば子供がお店で「買って買って〜」と駄々をこねる。
ここで「迷惑でしょ。もう、買ってあげるから静かにしなさい」としては意味がありません。
騒げば買ってもらえると子供は間違って学習してしまいます。
そうではなくて、
「お店では静かにしないといけません」としっかり目を見て伝え、静かにさせます。
そして話を聞く状況が作れたら、
「もしもお母さんが買い物終わるまで静かにできたら、買ってあげてもいいよ」
と、条件を明確にします。
親の言うことを子供がしっかり飲み込んでくれてから、次の行動に移します。
このように、
叱るという行為は一方通行ではなく、互いが互いの主張を理解し納得し行動に移すキャッチボールなのです。
おわりに
一口に「子育て」と言っても親のすることは多く、「上手な子育て」と言うとなおさら何をすればいいかわからないものです。
とりあえずシンプルに、
我が子への「褒め方」と「叱り方」に着目してはいかがでしょうか。
やはり子育てが上手な人は、その子をよく見た上で適切な言葉かけができているように思えます。
適切な言葉かけとはつまり、その子の心にしっかり届き、子供の行動や考えに変化を与えてくれるような言葉かけです。