手先の器用さの対象年齢考察

子供がナイフとフォークを使えるのは何歳から? 〜手先の器用さの発達〜

公開日:2020年3月23日


 
 

ナイフとフォークを使えるのは何歳から?

子供がナイフとフォークを使い、切りながら食べることができるのは何歳頃からでしょう?

大人でもナイフとフォークを毎日使っている人は少ないですよね。
ナイフを使う頻度は家庭環境によって大きく異なるので個人差はあるでしょう。

あくまで目安ですが、
子供がナイフとフォークを使えるのは5〜6歳頃です。

以下、もう少し詳しく。

 
 
 

カトラリーと子供の発達

子供はおおむね2歳前後くらいからスプーンなどのカトラリーを使って食事を自分で食べ始めます。

食器具の扱いには手先の器用さが必要であり、経験が器用さを促しその器用さがまた新たな経験を生むという良い循環になっていきます。

子供の発達を見る検査に、ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。

上記によると、
ナイフでパンケーキなど柔らかい食べ物を切ることができるのは5〜6歳頃とされています。

 
 
 

子供がナイフとフォークを使うとき

ナイフで食べ物を切る場合、利き手のナイフの動きだけでなく、食材を押さえる非利き手の動きも重要です。

程よい力加減で食べ物をフォークで押さえることが、ナイフで上手に食べ物を切るときには大切です。

つまり、
主になる利き手、それをサポートする非利き手。
両手のバランスのとれた動きが大切です。

これは他の生活動作やスポーツにも言えることです。

右手と左手がそれぞれ別の役割を持ち、それぞれ並行して違った動作をする。

こいった動作は子供によって良い経験となるでしょう。

 
 
 

おわりに


子供の発達には個人差がありますから、あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。

実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。

カトラリーとしてのナイフは、包丁と比べれば切れ味はありませんが、やはり刃物です。
使う際・練習する際は大人がきちんと見守ってあげましょう。

 
 
 

参考資料

-手先の器用さの対象年齢考察

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