非認知能力のレクリエーション

共同作業ゲームとは?|レクリエーションで子供の発達を促す

公開日:2023年5月28日


 
 

共同作業ゲームとは?

 息を合わせて1つの作業をするゲームは、子供のコミュニケーションの発達に着目したレクリエーションとして有意義です。

 例えばお互いの人差し指1本だけで物を運ぶ遊びは、シンプルで行いやすいレクリエーションの1つです。

 
 
 

解説

ルール

  • 鉛筆や消しゴム、ストローや割り箸など、何か物をテーブルあるいは床に置きます。
  • 2人でペアになります。身体で使っていいのは片手の人差し指だけです。
     2人で協力して物を持ち上げます。
  • 当然、指1本だけでは物を持ち上げることは難しいです。このため2人で物を指で挟むよう、息を合わせて手を動かすことになります。
  • 「肩よりも高い位置に持ち上げる」「隣のかごに入れる」など指定の場所に物を動かせたらゲームクリアーです。

 
 

コツ・ポイント

 身体の動きを制限して、2人で協力しないと達成できない動きをこなすのがこのゲームの本質です。

 制限の仕方は先程挙げたような「人差し指だけ」というパターンの他にも、「手をグーにしたまま」「手を開いたまま」などがあるでしょう。

 あるいは、割りばしを1本ずつ持って、2人で協力して物をつまむなどもおもしろいでしょう。

 また、3人以上参加者がいるのであれば、水平な状態でフラフープを指1本ずつで支えるパターンも考えられます。

 
 

意義・ねらい

 例えば互いの人差し指1本ずつで物を挟む場合、力加減やタイミングを合わせないと物を持ち上げることはできません。
 つまり相手と息を合わせることが必要です。

 相手の動きを見て自分の動きを合わせるには、対人意識やそれに応じた自分自身のコントロールが必要です。
 これは一種のコミュニケーション能力とも言えます。

 共同作業ゲームは物を運ぶという目に見える形で他者と連携を取る経験ができます。
 相手の動きのスピードに自分を合わせること。相手と物に触れる力加減を同じにすること。
 これらを一定時間継続して行う注意力の持続。
 共同作業での遊びはこういった力を養うことができます。

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