赤ちゃんに生クリームは何歳から?
生クリームは調味料として少量使う程度なら、早くて生後7~8か月以降可能と考えられます。
ケーキなど生クリームを嗜好品として使う場合は、1歳~1歳半以降が無難です。
ただし生クリームは乳製品であるため、アレルギーなど個々の状況によってその限りではありません。
解説
生クリームの早すぎる摂取がダメな理由
生クリームを離乳食に用いる上で気になる点は、油分と糖分が考えられます。
いずれも離乳開始時に多分に用いる必要はないものです。
生クリームを子供が食べる場合、これら油分と糖分の塩梅が大切になってきます。
離乳食と生クリーム
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、
離乳食開始時は調味料の使用は必要ないと考えられています。
赤ちゃんには食材の味を活かした薄味が基本であり、砂糖や油脂類の使用は少量が望ましいとされています。
一般に離乳食の開始時期は生後5~6か月であり、その後7~8か月、9~11か月、12か月~1歳半と段階付けされています。
そしておおむね1歳半が離乳食の時期の終了と考えられています。
生クリームを使ったお菓子やケーキは食品としては嗜好品に該当するかと思います。
生クリームを調味料として少量使うなら離乳食でもよいかもしれませんが、嗜好品として食べるなら離乳が終わってからでいいでしょう。
ただし離乳の完了後も、油分や糖分の過剰摂取は避け、食生活の乱れや虫歯に十分気をつけます。
子供の砂糖の摂取量の目安
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『子供のカロリーなど』(厚生労働省)2018年1月11日検索
『小児の脆弱性の要因』(環境省)2018年4月30日検索
『歯・口の健康づくりの理論と基礎知識』(文部科学省)2018年8月7日検索
『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索
『食物アレルギー』(厚生労働省)2020年7月21日検索
『食物アレルギー診療ガイドライン2016』(日本小児アレルギー学会)2020年7月21日検索