Windows標準のスクリーンキーボードとJoyToKeyの相性が悪い場合があるので備忘録として書いておきます。
パソコン画面上にキーボードが出てきて、それをクリックすると文字が打てるソフトウェアキーボード。
その中で、Windowsのパソコンに標準装備されているソフトウェアキーボードをスクリーンキーボードと言います。
スクリーンキーボードは「コンピューターの簡単操作」の画面から起動することができます。
あるいは、「Windowsマークのキー」を押しながら、「R」を押し、出てきた入力画面に「osk」と入力しEnterで起動することもできます。
JoyToKeyは障害者のIT支援現場では知らない人はいないくらい有名なソフトです。
パソコンにつなげたジョイスティックに様々な設定をすることができます。
補足記事:JoyToKeyとは?
身体障害、特に上肢障害をもつ方の場合、「ジョイスティックでマウスカーソルを動かし、ソフトウェアキーボードで文字入力をする」という方法にいきつくことが多いです。
すると自然と「JoyToKey」と「スクリーンキーボード」という選択肢がでてくるわけですが、状況によっては動作に不具合が出ることがあるようです。
具体的な不具合としては、スクリーンキーボードをジョイスティックで操作できないというものです。
JoyToKeyで設定したジョイスティックでは、スクリーンキーボードをクリックすることも動かすこともできません。
ただし、スクリーンキーボードを起動することはできます。
これはあくまでスクリーンキーボード自体の操作ができなだけで、起動の際のファイル操作はできるためです。
ですので起動はできても、スクリーンキーボードの「×」マークはクリックできないので閉じることもできません。
今回の状況はJoyToKeyはVer4くらい。WindowsのOSは8くらい。
すべてのバージョンで確認したわけではないので、いろいろなバージョンで試したらうまくいく可能性もあります。
こちらでは細かく確認はできていないので、
同じ状況の方、参考にならずすみません。
ちなみにスクリーンキーボードにはキーをクリックしなくても、マウスカーソルを合わせるだけで入力ができるモードがあります。
こちらはJoyToKeyで設定したジョイスティックでも文字入力ができました。
しかし先述したとおり、キーボードを閉じたり動かしたりはできないので実用的ではないかもしれませんが。