質の良い睡眠のための時間帯
眠りの質を最大限に上げたい場合、22時~2時の間に眠ることが良いと考えられています。
これは22時~2時の4時間眠るという意味ではなく、22時~2時の時間帯をカバーするように眠るということです。
例えば7時間眠るとしたら、21時~4時、22時~5時などに睡眠時間を設定するという意味です。
解説
睡眠のゴールデンタイム
質の良い睡眠をとるための書籍「SLEEP」によると、疲労回復やホルモン分泌を最大限に高めるには22時から2時の間に睡眠をとることが望ましいと考えれています。
人の身体は体内リズムによって22時頃になるとメラトニンの生成量が増加し、身体の修復・強化・再生のための代謝エネルギーが増えていきます。
この時間に睡眠をとることで、これらの働きを促進することができます。
そしてこのようなゴールデンタイムはおおむね22時から夜中の2時頃まです。
同じ睡眠時間であっても何時に寝たかで質が変わってくるのはこのためです。
10時(22時)頃は目が冴えて、4時頃に眠くなる理由
先述のように22時頃はメラトニンの生成に伴う代謝エネルギーの増加のため、この時間は目が冴えて睡眠を欲していないと錯覚しがちです。
夕方17時前後は眠いのに、22時前後に目が冴えて、夜更かしができると思ったら夜中の4時前後に急激に眠気がくる経験をした人は多いのではないでしょうか。
これらはいわば身体のメンテナンスのためのエネルギーを夜更かしのために使っているような状態です。
たとえ夕方の眠気のピークを過ぎたとしても、22時前後はしっかりベッドに入ることが大切です。
夜更かしの健康上の弊害
睡眠不足は癌・アルツハイマー病・うつ病・心臓病など様々な健康上のリスクがあります。
睡眠不足や夜更かしが日中の活動効率に影響を与えることは言わずもがなですが、それ以上に睡眠をおろそかにすることは怖いことであるとわかります。