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療育手帳と精神障害者保健福祉手帳の違い|発達障害と障害者手帳

公開日:2020年7月2日


 
 

療育手帳と精神障害者保健福祉手帳の違い

「療育手帳」
「精神障害者保健福祉手帳」

どちらも身体障害ではない俗に言う「外からは見えにくい障害」に対する手帳ですね。

療育手帳と精神障害者保健福祉手帳の違いは、

療育手帳は知的障害者に対して発行されます。

精神障害者保健福祉手帳は統合失調症や躁うつ病などの精神疾患に対して発行されます。

 
 
 

手帳の種類と制度

主に障害者手帳には

  • 身体障害者手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 療育手帳


の3種類があります。

このうち

身体障害者手帳と精神障害者保健福祉手帳については国の法律(身体障害者福祉法、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)について発行されます。

これに対し、

療育手帳の発行について知的障害者福祉法に明確な記述はありません。

精神障害者保健福祉手帳が国の法律に基づいて発行されるのに対し、

療育手帳はあくまで国は通達するのみで、制度自体は都道府県が設けています。

このように2つの手帳は対象となる疾患だけでなく、制度上の違いもあります。

 
 
 

療育手帳と精神障害者保健福祉手帳と発達障害

療育手帳は知的障害に対し、
精神障害者保健福祉手帳は精神疾患に対して発行されます。

では、近年話題になってる自閉症スペクトラム障害や学習障害、ADHDなどの「発達障害」はどの手帳の対象なのでしょうか?

発達障害は精神障害者保健福祉手帳の対象となります。

また実情としては、

発達障害児の中には知的障害を伴う人もいます。

このように、

発達障害と知的障害を両方持っている人に関しては、精神障害者保健福祉手帳と療育手帳を両方取得することが可能です。

この両方の手帳の取得に関しては、厚生労働省のウェブサイト上でも可能であることが明記されています。

 
 
 

おわりに

療育手帳も精神障害者保健福祉手帳も、どちらも周囲の障害に対する理解や公的なサービスを受ける上で役に立つでしょう。

ちなみに療育手帳に関しては先述の通り都道府県によって制度が微妙に異なるので、重症度の区分設定や受けられるサービスに差がある場合があります。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

『障害者手帳』(厚生労働省)2020年6月6日検索

『身体障害者手帳』(厚生労働省)2020年6月6日検索

『精神障害者保健福祉手帳』(厚生労働省)2020年6月6日検索

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