睡眠と健康

子供(幼児)に必要な睡眠時間は?

公開日:2019年11月16日


 
 

幼児に必要な睡眠時間は?

幼児のお子さんに必要な睡眠時間は何時間くらいなのでしょう?

幼児とは1歳から6歳頃、保育園ないし幼稚園の時期に相当します。

幼児期のお子さんの場合、必要な睡眠時間はおよそ12時間±2時間ほどです。

 
 
 

必要な睡眠時間の根拠

NPO法人「アメリカ睡眠財団」の調査およびこれらを参考に各専門家および団体が再調査した結果を見ると、

幼児期に必要な睡眠時間は
1~2歳(歩き始め)でおよそ11~14時間、
3~5歳(幼稚園頃)でおよそ10~13時間となっています。

小さい頃ほど睡眠が必要であることは言うまでもないですが、同じ幼児期という区切りでも年齢によって微妙に異なることがわかりますね。

いずれにせよ、幼児期は総じて12時間前後の睡眠が必要であることがわかります。

 
 
 

幼児の睡眠の実際

厚生労働省の調査によると、
幼児期のお子さんの就寝時間は9時台ないし10時台が多いそうです。

共働きの多い昨今、子供達が保育園や幼稚園に行っている実情を考えるとと9~10時頃の就寝と言うのは必要な睡眠時間を摂るギリギリのラインといったところでしょうか。

この「必要な睡眠時間」と「実際の睡眠時間」の関係性は幼児期も小学校の時期も共通するものがあって、

実際の子供達の睡眠時間は、理想的な時間と比べると1~2時間足りるか足りないかのラインにとどまっている家庭が多いようです。

 
 
 

おわりに

「早寝早起き」は大事な生活習慣の1つですが、それを実現するには「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」だなんてしばしば言われます。

要するに、朝しっかりと起きて生活リズムを整え、心地よい疲労感のもと自然に早寝になるというリズムです。

子供と大人では同じ睡眠時間でも成長ホルモンの分泌量が違いますから、子供の成長・発達を促すためにも充分な睡眠を確保したいものです。

 
 
 

参考資料

・『眠れていますか? 各年齢別のベストな「睡眠時間」がありました』(HuffPost)2017年7月29日検索

・『平成23年社会生活基本調査』(総務省)2017年7月29日検索

『未就学児の睡眠指針』(厚生労働省)2019年11月15日検索

『子どもの睡眠』(e-ヘルスネット)2019年11月15日検索

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