言葉の対象年齢考察

年齢別 子供の記憶力ってどのくらい?~文章の復唱能力から~

投稿日:2019-11-15 更新日: 2019-11-15


 
 

子供の記憶力ってどのくらい?

子供の記憶力ってどのくらいなのでしょう?

個人差はありますが、一般的には
言葉を繰り返せるのは3歳頃、
文章を繰り返せるのは4~5歳頃です。

 
 
 

記憶力と復唱能力

「記憶」というのはその性質によって種類が複数あります。
そして記憶の分類の仕方は学説によって様々で、1つに定まっていないのが現状です。

記憶の分類は心理学や神経学など学問によって異なりますが、
人間には(例えば親の名前のような)何日何年経っても覚えている「長い記憶」と、(例えばその場でパッと言われた名前や電話番号のように)その場で覚えるけれどすぐに忘れてしまう「短い記憶」が存在することはどの分野でもよく言われています。

実際の生活においても、親や友人の名前を何回も覚え直すのは大変で、これらは一度覚えるとすぐに忘れては困りますね。

一方で、例えば電話番号をパッと聞いて登録した後は別に忘れても差しつかえありません。
むしろそれらをずっと覚えていると記憶力の無駄というか、頭の中の容量を非効率的に使っている印象ですね。

このように、
人には瞬間的に覚える必要があるけれど、すぐに忘れてもいい記憶の類いがあります。こういった記憶をしばしば「短期記憶」と言ったりします。

人の短期記憶が試されるシチュエーションの1つに「復唱」があります。

復唱とは相手がパッと言ったことを繰り返す作業ですね。

復唱は、簡易的にその人の短期記憶を推し量る方法の1つです。

 
 
 

「復唱」と子供の発達

子供の発達を見る検査に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。

上記によると、
2語文の復唱はおおむね3歳前後から可能とされています。

2語文とは例えば「大きい車」や「ご飯食べる」といった2つの意味のある単語から成る言葉ですね。

さらに、
4~5歳頃になると4文節前後の文章の復唱が可能になることが考えられます。

文節とは、国語の時間に習った気がしますね。
文節とは文章を意味のある区切りで区切る方法で、方法論としてはよく「~ね」で切れるところが文節とされます。

つまり、「大きい赤い車が走る」だと、「大きい(ね) 赤い(ね) 車が(ね) 走る(ね)」というように4文節になります。

4~5歳頃になると、こういった3~5文節前後の長さの文章も、パッと聞いてパッと復唱できるようになってくるわけです。

 
 
 

おわりに

先ほど述べた通り、人の記憶の種類は様々です。
今回は比較的確認しやすい短期記憶で話を進めましたが、例えば「親の名前」のような長期記憶になってくるとまた話が異なるでしょう。

今回とりあげた短期記憶はお子さんの学業面でも影響が多い記憶と言えます。

短期記憶が苦手な場合、その場でパッと呈示されたことを覚えるのが苦手で、ちょっとした聞き間違いやケアレスミスにつながる場合があるからです。

最後になりますが、子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの発達項目の年齢だけでその子の全体を語ることはできないものです。

あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。

 
 
 

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参考資料

-言葉の対象年齢考察