外向性と社交性の違い
人の性格において「外向性」は主要な要素の1つですが、外向性の高さがそのまま社交性を表すわけではありません。
人の性格を分析する手法で有名な「ビッグファイブ理論」における、外向性について見ていきます。
解説
ビッグファイブとは?
ビッグファイブとは、人の性格を5つの要素で考える理論のことです。
「ビッグ・ファイブ理論」「5因子理論」など言い方は様々ですが、性格分析において有名な手法の1つです。
- N:神経質傾向(Neuroticism)
- E:外向性(Extraversion)
- O:開放性(Openness to Experience)
- C:誠実性(Conscientiousness)
- A:調和性(Agreeableness)
ビックファイブにおいて人の性格は上記のような5つの要素のバランスで説明されます。
このうち外向性は文字通り関心が外へ向いていることであり、刺激や自己主張、社交を求める傾向にあります。
☆
外向性の高さと、良好な社会的関係は必ずしも一致しません。
飲み会に行くことが好きなことと、その飲み会で人と仲良くなれることは必ずしも一致しないでしょう。
また内気(シャイ)な人が必ずしも外向性が低いかというとそうとも限りません。
内気な人は外向性が低いというより、むしろ不安など神経質傾向が高い場合が多いです。
確かに外向性の高さは新たな人間関係を作るきっかけを確かに与えてくれるかもしれません。
しかしそのきっかけから良好な人間関係を構築していくには「調和性」など別の要素も必要になっていくでしょう。
例えば外向性が高い一方で調和性が低い人は、(飲み会で大喧嘩をしてしまうなど)人間関係のトラブルを起こしてしまう場合があります。
ビッグ・ファイブ理論とは?
参考資料
ダニエル・ネトル(Daniel Nettle)(著)、竹内 和世(翻訳)『パーソナリティを科学する―特性5因子であなたがわかる』白揚社、2009年



