ファミレスに子供を連れていくのは何歳くらいからにしましょうか?
1. ファミレスで子供と飲食
多くのファミレスは入店に年齢制限はありません。
お子さんが生まれたばかりの頃は、哺乳瓶や離乳食を持参して過ごすこともあるかもしれませんね。
では、ファミレスでの飲食は何歳くらいかしていいものでしょうか?
何歳くらいになるとファミレスのメニューを一緒に食べていいものでしょう?
ファミレスでの飲食は早くても1歳半~2歳以降が無難ではないかと考えられます。
さらに、摂取カロリーや体の成長を考えると、10歳以降だとファミレスの利用がより安心と考えられます。
以下、これらの根拠を見ていきましょう。
2. ファミレスは何歳から?
ファミレスにもいろいろありますね。
今回は全国的に比較的シェアが広いガストで考えてみましょう。
ガストも含め、多くのファミレスにはキッズメニューはあるものの、離乳食のメニューはありません。
つまり、ファミレスでの飲食は離乳食の時期が終了してからそれ以降であることが考えられます。
では、離乳食って何歳くらいに完了するのでしょう?
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、
離乳食の完了時期は1歳半頃とされています。
つまり、ファミレスで子供と一緒に飲食するのは離乳食が終わった1歳半~2歳以降と考えられます。
3. お子様ランチのカロリー
以下、もう少し具体的に見ていきましょう。
3-1. キッズメニューのカロリーは?
例えばガストの場合、キッズメニューは複数あります。
今回は「キッズハンバーグプレート」で考えてみましょう。
ハンバーグとポテト、ゼリーなどがついたまさに「お子様ランチ」ですね。
ガストの場合、各メニューのカロリーは店舗ごとに微妙に異なるようです。
例えば東京都内ガストの場合、一例として「キッズハンバーグプレート」の総カロリーは709kcalとなっています。
3-2. 子供の1日に必要なカロリーは?
一方で、子供の1日に必要なカロリーってどのくらいなのでしょう?
厚生労働省によると、1日に必要なカロリーは
1~2歳:950kcal(男)・900kcal(女)
3~5歳:1300kcal(男)・1250kcal(女)
6~7歳:1550kcal(男)・1450kcal(女)
8~9歳:1850kcal(男)・1700kcal(女)
10~11歳:2250kcal(男)・2100kcal(女)
12~14歳:2600kcal(男)・2400kcal(女)
となっています。
ちなみに上記は身体活動レベルⅡ(学校や幼稚園など座っての活動が中心だがある程度の運動もする場合)でのカロリーです。
3-3. キッズメニューは何歳向き?
1日は朝・昼・夜の3食と仮定、もちろん朝昼夜で食べる量は異なるでしょうが仮に必要カロリーを3等分してみます。
例えば8~9歳の女児(1700kcal)の場合、3等分すると1食あたりは約560kcal。
キッズハンバーグプレート(709kcal)を食べると、9歳以下は1食のカロリーとしてはペースオーバーになってしまいます。
10~11歳の女児(2100kcal)で1食あたりは約700kcal。
10歳以降でやっとキッズハンバーグプレートを食べてもカロリー的に無理のない数字になります。
ただしこれはかなり甘く見積もった場合。
ファミレスに行けば当然ながら子供はアイスやデザート、ジュースなどを欲しがるかもしれません。
また、子供は3食のみで必要なカロリーをとることは難しい場合があり、多くのお子さんはおやつ(間食)の習慣があるでしょう。
おやつを食べるなら1食あたりこれよりさらに低めのカロリー摂取が望ましいことになります。
4. まとめ
以上のことからまとめです。
ファミレスでの飲食自体は、離乳食が完了する1歳半~2歳頃から可能でしょう。
しかしながら、キッズメニューは幼児~小学生と想定した年齢層が広く、お子さんの年齢によっては完食するとカロリーが過剰摂取になる可能性もあります。
例えばキッズハンバーグプレートの場合、過剰なカロリー摂取にならないのは少なくとも10歳以降。
10歳というのは小学生4年生前後の時期。
小学校4年生前後くらいになると、ファミレスでの飲食もずいぶん安心でしょう。
ちなみに、当然ながらお子さんにアレルギーがある場合はそれに合わせて対応をとりましょう。
5. その他の記事
6. 参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド』(厚生労働省)2018年5月25日検索
『ガストのキッズメニュー』(ガスト)2018年5月23日検索
『子ども向けのメニューを大人は注文できますか?』(すかいらーくグループ)2018年5月23日検索
『子供のカロリーなど』(厚生労働省)2018年1月11日検索
『身体活動レベル』(健康の森)2018年1月11日検索