「ひらがな」は何歳から?
子供が平仮名を読めるようになるのは何歳頃からでしょう?
あいうえお、かきくけこ、さしすせそ・・・
50音表にもある通り、
日本語は平仮名が47文字、これに濁音や半濁音、拗音などを加えながら言葉を作っていきますね。
個人差はありますが、
平仮名が一通り読めるようになるのは6歳頃です。
子供の発達と平仮名
子供の言葉の発達においては、
やはり「聞く」「話す」「コミュニケーション」といった側面がまずは重要です。
実際、子供達の言葉の発達を支援する「ことばの教室」などでは、
幼児期の言語発達指導はどちらかというと読み書きよりもコミュニケーションや発音練習の機会が多いです。
一方で、やはり文字の読み書きも無視できない大切な力の1つではあります。
子供の発達を見る検査に、
津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
子供の発達を全体的に見ることができる問診形式の検査です。
上記によると、
平仮名を一通り読めるのは6歳0か月相当の発達項目に位置付けられています。
子供の文字理解の発達過程
子供は3歳前後くらいから、四角や丸、三角などの図形の認識が上達してきます。
具体的には、
例えば目の前に六角形と五角形の絵があって、もう1つ五角形を見せて「同じのどれ?」と聞くと正しく選ぶことができます。
3歳頃から記号の弁別ができはじめるということです。
そして興味の有無など個人差はあるので一概には言えませんが、
4歳頃には平仮名が10文字程度読めるようになってきます。
この頃になると自分の名前など、見慣れた言葉であればわかるものもでてきます。
そうして5歳頃には読める平仮名が増えていき、
6歳頃には一通り平仮名の単語や絵本を読めるようになっていきます。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。
先述の通り平仮名は47文字あり、どの文字から覚えるかはその子その子の好みや環境によるでしょう。
平仮名において「この文字から覚えないといけない」というものはありません。
お子さんが興味のある文字から入っていて大丈夫です。
傾向としては自分の名前の平仮名から覚えるお子さんは多いようですね。
また平仮名を覚えるペースは一定ではなく、
覚え始めは時間がかかり、一旦覚え始めるとあとの全部覚えるまでのペースは早いです。
そのため
最初の10文字前後を覚えるまでが根気のいる期間と言えます。