職場の人が発達障害だった場合どうすればいいか?
障害者雇用枠などそういうことではなく、診断がついていない、いわゆる「発達障害のグレーゾーン」。
そういった人が職場に居る場合、どうしたらいいのでしょうか?
状況によって千差万別でしょうが、
- ほどよい距離感を持つ
- 論理的に話す
- 相手の得意を活かす
といったことがあるのではないでしょうか。
発達障害っぽい人
近年、発達障害に対して「自閉症スペクトラム」という考え方があります。
「スペクトラム」とは「連続体」。
人の特性というものは線を引いて二分できるものではなく、グラデーションのようになっています。
発達障害か否かという0か100かの線引き(診断)では説明できないグレーゾーンの人もいます。人の特性は連続体のように濃淡があるという考え方です。
いずれにせよ、
発達障害ではないけれど「発達障害っぽい傾向」というのが誰しもあって、人によってはそれがけっこう色濃かったりします。
そういうときに、
相手の傾向をつかんで接することは相手も自分も楽になります。
職場の人が発達障害だった場合の対応の仕方
ほどよい距離感を持つ
「相手を変えるよりも自分を変える方が簡単だ」なんて表現は昔からよくある教訓ですね。
相手を自分のようにしようとこだわるのではなく、疲れたらほどよくつかず離れず距離を持つのも1つの手です。
「人と距離をおく」というのはなんだか冷たい言い方のように聞こえますね。
けれど、人間関係は「ほどよい距離感」が重要です。
距離が近すぎても遠すぎてもダメなのです。
そして、
どのくらいが「心地良い距離なのか」は人や環境によって異なります。
論理的に話す
人にもよるでしょうが発達障害の傾向のある人の場合、相手の意図や場の空気を読むことが苦手な場合があります。
相手が場の空気や人の意図を読めていないのに話を進めてもコミュニケーションはすれ違います。
「これは○○だからこう」というように理屈で話すとよかったりします。
理屈やルールは、場の空気を共有できている人同士では堅苦しいですが、場の空気を共有できていない人とのコミュニケーションでは役立ちます。
相手の得意を活かす
人によっては、営業よりもデスクワークが得意な人もいるでしょう。
それぞれが「得意」を活かした方が、双方ストレスなく過ごせます。
まとめ
発達障害の人に対し、「なんでそこまで気を遣わなきゃいけないんだ」と思う人もいるかもしれません。
それはそれでいいのだと思います。
発達障害であるとかないとか関係なく、
お互いが気楽に接することができるのが一番です。
例えば先述の「相手の得意を活かす」でも、
「相手の得意を活かしてあげてる」と思えば負担に感じるでしょうし、
「相手の得意を活かしたほうが私も○○さんを好きになれるし楽」と思えばまた違った気持ちでしょう。
まずは肩の力を抜いて相手も見てみる。
そしてほどよい距離感で接してみます。
そうやって、見えてきた相手の性格を下に、互いが楽にやりとりできる方法を少し考えてみます。