発達障害の子を持つ親のストレスの軽減方法
どんな育児も大なり小なり誰にも悩みはあるでしょうが、
子供に発達障害がある場合、その障害特性ゆえに子育てに悩む親御さんも少なくありません。
そのため現場では、発達障害を持つお子さんだけでなく親御さんへの精神的ケアも重要視されています。
発達障害の子を持つ親のストレスの軽減方法としては、
- 趣味の時間を持つ
- 相談できる人を持つ
ということがまず挙がるでしょう。
以下、これらの根拠を。
科学的根拠があるストレス軽減法
長崎大学の研究論文によると、
母親の育児不安に対して、「趣味の時間」と「相談できる人の数」には相関があったそうです。
よくありがちというか、平凡な結論ではありますが、
やはりお母さんが一人になれる(自分の)時間を持つことや、悩みを相談できる人が周りにいることは重要なようですね。
「趣味」と「相談相手」
上記の論文での調査では、事例としてバレーボールクラブにお母さんは所属していたようです。
まあ、趣味はなんでもいいでしょうが
「お母さん自身が子育て以外の活動(趣味)にも目を向けること」と、
「周囲がその趣味をサポートしてあげること」
が大事ですね。
また、相談できる相手も重要です。
相談できる相手とは、家族でもあり、専門家でもあり、当事者同士でもあるでしょう。
つまり、
育児について相談しやすい夫婦仲
第三者にアドバイスを求めることができる公共機関とのつながり
当事者として共感し合える親の会やネットワーク
これらが大切であることが考えられます。
まとめ
育児は喜びを感じる機会もあるでしょうが、悩みや不安もつきものです。
子供が発達障害だった場合、その障害特性ゆえの親の悩みというのも少なからず生まれるかもしれません。
そんなとき、「子供の障害に対しどうするか」を考えるのと同じくらい「親自身のメンタルヘルス」が重要であったりします。
メンタルヘルスに効果的な方法の例としては、
「趣味を持つ」ことや「相談できる人を複数持つこと」があります。
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参考資料
『発達障害児家族の障害受容』(長崎大学学術研究成果リポジトリ)2019年2月16日検索