阿部寛さん主演の連続ドラマ、「結婚できない男」から空気の読み方やコミュニケーションの取り方を学びます。
今日は第9話「彼女ができて悪いか!!」を題材に。
第9話「彼女ができて悪いか!!」のあらすじ
良雄の頼み事をきっかけに、良雄がよく行くキャバクラで働く由紀の彼氏のふりをすることになった桑野。
本人もまんざらではない様子。
彼女ができた桑野に驚きながら、恋人がいない自分達にあせりを感じみちるは合コンをしたり早坂はお見合いをしたり。
一方、沢崎はヘッドハンティングの話を受け、心が揺れ動いていた。
合コンで失敗する男性陣
みちる達に無理に頼まれて合コンを開いた英治。
急な招集だったため男性陣は正直微妙。
男性陣は自分達が盛り上がる話ばかりで女性陣の話を引き出そうとはせず。
また、みちるが飲み物を追加しようとすると、一人の男性が自分はもう飲まないからと飲みかけのグラスを渡す。
他人が口をつけたものを人に勧めるのは空気が読めない行動。
特に、食べ物や飲み物など人が口にするものを直接触ったり口をつけるのはNGです。
デート前に空気の読み方を勉強する桑野
由紀に会う前に「デートの際のNGな行動」をネット検索する桑野。
今は便利な時代です。
インターネットを上手に使えば、手軽に素早く社会の暗黙のルールや空気を読むためのてがかりを得ることができます。
暗黙のルールとか、空気を読むとか、常識とか、そういったことに問題意識を持って自分で学ぼうとする姿勢は何より大切です。
魚より肉
アトラクションに行き、魚の映像に喜ぶ由紀。
「うちもね、淡水魚飼ってるんですよ」という桑野。
でも桑野が飼っているのは金魚なんですよね。
一般に、金魚のことをあえて淡水魚とは日常会話では言いません。
「金魚=淡水魚」は間違っていないのですが、それが一般的かどうかとなれば話はまた別です。
「淡水魚を飼っている」と言ってしまうと、一般には熱帯魚やその類いを想像してしまう。
嘘ではないからと言って、一般的な認識とずれていることを言ってしまうとあとから誤解やすれ違いを生む原因となります。
また、魚が好きという由紀に対して「魚よりやっぱり肉だな」と食べ物の好みの話をする桑野。
文脈からして、由紀はペットや生き物として「魚が好き」と言っているのであって、食事の好みの話はしていないですね。
桑野にとってはペットよりも食事の「魚」のほうが興味がある話題なのかもしれません。
このように、
自分が興味のある話題に目がいきすぎたり、「これを話そう」と事前に考えすぎると、相手のことを考えることができずに場にそぐわないことを話してしまうことがあります。
レビューや解説
普段キャバクラで働く由紀はやはりコミュニケーション能力が高いですね。
あっという間に桑野の心を振り回します。
今回の桑野は不器用ながらも大きな落ち度もなく、由紀とも気まずくならない人間関係のまま終わることができています。
たぶん、以前の桑野だったらもっとトラブルになっていたかも。
桑野のコミュニケーション能力の成長が1話1話ごとに感じられます。