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空気を読むってくだらないこと? 空気を読むってなんだろう?

公開日:2020年4月25日


 
 

空気を読むってくだらないこと?

空気を読むってくだらないことでしょうか?

場の空気を読んで自分の行動を変えることは、
きっと必要なときとそうでないときがあります。

空気を読むべきかどうかは状況によります。

空気を読んだ方がいいときと、
空気なんか読まず自分を貫いた方がいいときがあります。
大切なのは両方の使い分けです。

そして、

「空気を読むこと」と
「空気を読まないこと」を
使い分けるには、
「空気を読めること」が必要です。

 
 
 

2つの正反対の考えを受け入れる

優れた知性とは二つの対立する概念を同時に抱きながら、
その機能を充分に発揮していくことができる、そういうものだ。

村上春樹

上記は村上春樹氏の小説の一説です。

人は正反対の考えがあるとき、
どちらかが正しく、
どちらかが誤っていると思いがちです。

しかし実際は2つの考えをケースバイケースで使い分けることが大切です。

「空気を読むこと」も、
「空気を読まないこと」も、
どちらかが間違っているわけではなく、
これらのバランス感覚が大切なのです。

 
 
 

空気を読むことのくだらなさ

空気を読むことがしばしばくだらないこととされます。

周りを気にしすぎるあまり、
自分を犠牲にしたり、
自分のためにも周りのためにもならないとき、
その空気を読むことはくだらないことかもしれません。

空気を読むとは本来、人間関係を円滑に行うための処世術です。

空気を読むとは本音を隠すことではありません。

空気を読むとは自分の思ったことを、
より上手に相手に伝え理解してもらうことです。

ただただ周りを気にして、
相手の言うことに右向け右では、
本当の意味では空気を読めているとは言えないのではないでしょうか。

仮にそれを空気を読んでいるとするのなら、
たしかに空気を読むことはくだらないことかもしれません。

 
 
 

おわりに

非常識なことをするためには、
まず常識を知らなきゃいけないんだよ

志村けん

本当の意味で、
「あえて空気を読まない」ためには、
場の空気を理解している必要があります。

「空気を読まない」と、
「空気を読めない」は、
似ているようで大きく違います。

 
 
 

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