脳性麻痺などの障害児者の支援として、スイッチを使ってゲームを行うことがあります。
身体障害が比較的重度の場合、スイッチを押すなどの動作を練習することがあります。
スイッチを押せれば、ナースコールを押して人を読んだりパソコンを使って自立した作業を行うことにつながるからです。
ゲームは、楽しみながらスイッチ入力を練習できる方法の一つです。
ゲームの王道の一つと言えば、マリオでしょう。
普段ゲームをしない人でも、スーパーマリオを知っている人は多いと思います。
多くのマリオのゲームはニンテンドースイッチをはじめとするコントローラーでの操作であり、細かな指の動きが必要です。
身体障害が重い場合の脳性麻痺の方には、ちょっとハードルが高そうですね。
脳性麻痺やALSなどの神経難病、その他の障害などにより身体障害が重篤な方がマリオで遊ぶにはどうしたらいいでしょう?
身体障害が重篤な方がゲームをする場合、やはり考えられるのが1スイッチの操作でしょう。
1つのスイッチでマリオを遊ぶ方法はないのでしょうか?
比較的手軽な方法として、主に2つが考えられます。
1つはiPadでスーパーマリオランをする。
もう1つはパソコンでマリオ風のゲームをする。
スーパーマリオランはタブレットで1タップで遊べるマリオです。
もともと指一方での操作を前提に作られているので、スイッチのとの相性はいいアプリです。
i+padタッチャーなどでスイッチをiPadに取り付けることで、比較的簡単にマリオを遊ぶ環境を準備することができます。
補足記事:スーパーマリオランとiPadタッチャー
iPadが手元にない。マリオラン以外のゲームがしたい。
スーパーマリオブラザーズのような昔ながらのマリオがしたい。
そういうときは、パソコンでマリオをやるという選択肢があります。
ここでポイントは、
インターネットにはマリオに似せた無料ゲームが数多くあるという点。
本当のマリオは任天堂のゲーム機などでしかできませんが、
マリオ風のゲームならパソコンでできます。
パソコンでできれば、スイッチをつないでいろんな身体障害状況に合わせた環境設定ができます。
インターネットで「マリオ ゲーム 無料」などと検索すると豊富に出てきます。
例えば無料ゲームタイムなど。
さて、パソコンでマリオをする具体的な方法です。
パソコンでマリオをするにはパソコンとスイッチと、あと2つ道具が必要です。
1つはできマウス。
できマウスはスイッチとパソコンをつなぐ中継機器です。
補足記事:できマウスとは?
もう1つはJoyToKey。
JoyToKeyはパソコンにつなげたスイッチを設定するための無料ソフトです。
やり方としては、
①無料でできるマリオ風のゲームサイトを検索
②スイッチとパソコンとできマウスをつなげて、JoyToKeyを起動
③見つけたゲームに合わせてスイッチを設定
といった流れです。
スイッチの設定については以下をご参照。
・JoyToKeyでスイッチにキーボードのキーを割り当てる
・JoyToKey で複数のキーを割り当てる
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重心のパソコン支援ならとりあえず「Hearty Ladder」という話