特別支援学級とは?
特別支援学級とは、普通小学校の中に設けられた、特別な支援を行うためのクラスです。
普通クラスでの勉強や生活が難しい場合、特別支援学級の利用が視野に入ります。
特別支援学級の規模は学校により様々ですが、おおむね普通クラスよりも少人数の学級になります。
特別支援学級は「支援クラス」や「○○学級」など実際の現場での名称は小学校により様々です。
特別支援学級の解説
特別支援学級は普通小学校内において特別支援教育を受けることができるクラスです。
発達障害やそのほか様々な要因により普通クラスのみでは学業や学校生活が難しい場合、特別支援学級の利用を検討します。
同じように普通小学校に通いながら特別な支援を受ける制度に「通級による指導」があります。
「通級による指導」が普通小学校の普通クラスに在籍となるのに対し、特別支援学級を利用する場合は在籍は普通クラスではなく特別支援学級となります。
特別支援学級はおおむね小学校内に1クラスないし複数クラス設置されています。
特別支援学級の実際
特別支援学級をどの程度利用するかはお子さんの状況によって様々です。
よくあるケースとしては、
国語や算数といった主要教科を特別支援学級で受け、音楽や体育といった科目に関しては普通クラスに合流して受けるケースです。
このように多くの場合、特別支援学級と普通クラスをお子さんは行き来することになります。
特別支援学級は一度在籍するとずっと在籍しないといけないわけではありません。
入学した頃は特別支援学級を利用していて、ある程度授業もこなせて、友人関係や自分が支援学級に在籍している違和感から、普通クラスに在籍するに至るケースもあります。
逆に最初は普通クラスで過ごしていて、学年が進む中で学業が難しくなり、特別支援クラスを利用するに至ることもあります。
おわりに
特別支援教育を受ける機会としては、
通級による指導
特別支援学級
特別支援学校
などがあります。
特別支援学級は支援の濃厚さとしては3つの中で中間にあたります。
普通クラスを適宜利用しつつ、支援学級でその子に合ったペースの学習や活動を行っていきます。