2歳児の手先の器用さ
2歳頃というのはまだまだ不器用さが目立つ時期。
しかしながら、いろいろと成長の様子を感じる時期でもあります。
積み木を積み始めたり、目的的にままごとで遊んだり。
何かをする、何かを作る目的の下で手先を動かす。
その目的が大人から見てもわかりやすくなってきます。
2歳児の上肢機能の発達
以下、発達の目安になる項目をいくつか具体的に。
積み木を積む
積み木の上に、積み木を1つか2つ積む。
積み木を積みだすのは2歳頃から。
鉄棒にぶらさがる
器用さと筋力もついてきて、
鉄棒に少しぶらさがることができはじめます。
手遊び歌
「大きな栗の樹の下で~♪」
「むすんでひらいて~♪」
手遊び歌を一緒にできるのもこの頃から。
振付も歌も完璧にできる必要はありません。
要は大人の歌と聞いて身振りを見て、それらしく合わせてできるかということです。
ままごとが盛んになってくる
おもちゃで料理を作って振る舞ってくれたり。
ままごと遊びが盛んになるのもこの頃から。
砂場でお山作り
「砂場で山を作ってトンネルを作る」というのは専門家が幼児期の発達をみる際によく用います。
まあ、最近は衛生管理の難しさから砂場遊びってさせることが少ないでしょうが。
2歳頃は「砂場で山を作ってトンネルを作る」の初期にあたる、
「山を作る」ということができはじめる時期です。
まだトンネルまではできなくてOKです。
紙を半分に折る
きれいにできなくてかまいません。
要はそういった動作をしようとできるか。
おおよそできるかということです。
まとめ
以上のように、2歳児の手先の器用さの発達の特徴としては、
- 手遊び歌ができはじめる
- 鉄棒にぶらさがれる
- ままごとなどが盛んになる
のように手先を使った遊びの芽生えがみえてきます。
最後になりますが、
子供の発達には個人差があります。
誰しも我が子の成長は気になるところではありますが、その子自身の成長のペースを大切にしてあげましょう。
また、子供の発達をみる場合はその子自身をみることはもちろんですが、客観的なデータを活用することも大切です。
以下、参考程度に。
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