2歳児の発達

【小児発達】2歳児の読み書き計算能力のできること

公開日:2019年1月1日

 
 

 
 
 

2歳児の読み書き計算能力

2歳というのはまだまだ読み書き計算は難しい時期です。

しかしながら、
子供が何かができるようになる背景にはその土台となる発達があります。

読み書きの土台はお絵描きです。

それまでは殴り書きだった乱雑な線が、
2~3歳という時期には線になったり丸を描けたりできるようになってきます。

一方、読み書きは「歩く」「食べる」といった動作に比べれば必須の動作とは言えず、それゆえに興味の幅や個人差が大きい分野でもあります。

「お絵描きが楽しい」という経験を積めるかどうかが、この時期はむしろ大切になってくるかもしれません。
 
 
 

2歳児ができる読み書き計算

丸・三角・四角の形の識別

2歳という時期ではまだまだ字を読むことは難しいでしょう。

一方で、文字は大きくとらえれば形です。
文字を理解するためには、より簡便な形、つまり図形の認識が土台となります。

丸・三角・四角の形を認識できるのは2歳頃から。
 
 

直線を描く

定規でひいたような真っ直ぐな線じゃなくてもいいです。
要は、それまで丸やグチャグチャの殴り書きだったものが、次第に「線」を描くようになるということです。
 
 

×や十字を描く

線を描けるようになると、次はその線を交差させます。
 
 

丸を描く

ぐるぐる丸ではないこと。
始点と終点が接していること。

こういったことが丸を描くポイントになります。
 
 

「多い」と「少ない」がわかる

同じお菓子で、数が多いお皿を選べるかなどです。
算数の基本はこの「多い・少ない」という量の理解です。
 
 

物を分類

例えば赤い積み木と青い積み木が10個ずつあって、それぞれを赤い箱と青い箱に分けていく。

簡単な分類ができるのもこの頃から。

分類する意識と、それを10個前後継続して行える集中力がポイント。
 
 
 

まとめ

以上のように、2歳児の読み書き計算能力の特徴としては、

  • 丸・三角・四角の形の識別
  • 丸を描く
  • 「多い」と「少ない」がわかる


といった点が挙げられます。

最後になりますが、
子供の発達には個人差があります。

誰しも我が子の成長は気になるところではありますが、その子自身の成長のペースを大切にしてあげましょう。

また、子供の発達をみる場合はその子自身をみることはもちろんですが、客観的なデータを活用することも大切です。

以下、参考程度に。

津守式乳幼児精神発達質問紙とは?~0歳から7歳までの正常発達~

遠城寺式乳幼児分析的発達検査とは?

【検査】グッドイナフ人物画知能検査とは?
 
 
 

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